...ねね

 

 全てフィクションです

【父との秘密】アルバイト - 2002年07月09日(火)


金が欲しいのは山々だったが、中学生にまともなバイトはない。
先輩から仕事があると言われた時は

売春はしたくありません

と言った。
これ以上、中年男に抱かれるなんて嫌だったから。
いや、若い男ならいいという訳でもないが。
金を貰う以上、嫌な事を嫌とは言えないだろう。
金の為に我慢して男に抱かれるのはどうしてもやりたくない。

売春はしたくない、と言ったあたしを見て先輩は笑った。
やだな。そんなんじゃないよ。と言われた。
じゃあなんだろうと黙って先輩についていく事にした。
ここだよ、と言われて中に入ると、そこは事務所の様な所だった。
女の子が何人かいて、奥にはユニフォームらしい物が何種類かあった。

先輩に、今日この子初めて連れてきたんですけど、と紹介された。
スーツ姿の男の人が、今日はよろしく、と言った。
良く分からないままスーツに着替えさせられて、化粧品を持たされた。
うちでは化粧品はこれって決められているから、と言われた。
それまで化粧なんかしたこと無いので戸惑っていると
先輩が来て手伝ってくれた。

ここは何をするところなんだろうと思っていたら
先輩があたしの顔に色々と塗りたくりながら囁いた。

ただのコンパニオンよ。
18歳って言ってあるから、上手くやってね。

コンパニオンか。なんだ。
あ、でも、コンパニオンって何をすればいいんだろう・・・



-




↑エンピツ投票ボタン
My追加

 

 

 

 

INDEX
昨日  明日

Mail