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 全てフィクションです

【父との秘密】遊ぶお金が欲しい - 2002年07月08日(月)

朝に家を出て学校に行き、
その後は友達の家に行ったり繁華街に繰り出したりする生活が続いた。
母が帰る時間より後に家に帰り、誰とも顔を合わせずに寝た。
最初は母に心配をかけるのは少し気になったが、
それもすぐに慣れた。
もう何も思わなかった。

いい加減な生活も長くなってくるとそれが当たり前になって
「いい子」だった自分の事は忘れていった。
家にいるよりも外にいた方が仲間もいるし楽しい。
次第に家に帰らない日が増えていった。

仲間には中学や高校を卒業して一人暮らしをする人も多く
泊まる場所には困らなかった。
いつも数人で誰かの家に泊まったり
そうでなければ朝までどこかで遊んだりしていた。

そんな生活だから、学校では寝てばかりいて怒られたし、
行くのも面倒になってきたのでサボる日も多くなった。
3年になる頃にはほとんど学校へ行っていない。
高校の事も考えていなくて、受験勉強なども自分には関係の無いことだった。

遊ぶ金は、誰かに奢ってもらったり家から黙って持ち出したりしていたが
それにもいい加減限界がある。

あたしは遊ぶ金が欲しかった。
そんな時、先輩からいい仕事がある、と教えられた。



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