...ねね

 

 全てフィクションです

【父との秘密】初めて男を誘う - 2002年06月28日(金)

性的な関係が乱れきっているその仲間達に紹介され
あたしは一人の遊び好きそうな男を見つけた。
この人なら、誘えばすぐにあたしを抱くだろう。
その男はあたしの好みでもなく、それほどかっこよくもなかった。
だけど外見を選んでる場合ではないし、なにより急がなくてはいけない。

なにしろあたしはこういう仲間と付き合った事が無い。
夜の街を遊んだ事も無い。
どうやって男を誘うのかも知らない。
だけど色々考えをめぐらせながら、この人達が普段たむろしている部屋について行った。

「ねぇ、お前、処女だろ」

隣に座った、さっきあたしが目をつけていた男が
あたしの肩を抱きながらタバコ臭い息で話しかけてきた。
女の子達は「やめなさいよぉ、そんな事言うの〜」と笑い合う中
「ううん。もう経験済み」
おおーという歓声が上がった。
意外にやる事やってんだ、とか、全然そんな風に見えない、とか
そんな言葉を浴びせられて、あたしは中途半端な顔で笑った。

あたしは出した事も無い媚びた声と作った事も無い媚びた顔で
隣の男に「今日の夜、遊んでよ」と言った。
知ってる先輩が、ちょっとこちらを見て意外な顔をしていた。

あたしは、初めて父以外の男と寝る。



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