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【父との秘密】なんとかしなければ - 2002年06月27日(木)

次の日もあたしは暇さえあればおなかを叩いていた。
だけど相変わらず生理は来ない。

なんとか、相手が父だと知られずに中絶する方法を考えた。
中学一年のあたしはその時、今では思いも寄らないような結論に至る。


そうだ、相手を探そう。


父以外だったら誰だって良い。
今すぐ他の誰かとセックスして、既成事実を作れ。
そして妊娠の責任を取らせてしまえ。
相手が父だとさえ知られなければいい。
妊娠して母に叱られたっていい。
少しくらい殴られたっていい。
とにかく、父以外の「父親」を探せ。
誰か、今すぐにあたしを抱いてくれる人を探せ。

とんでもない考えに取り付かれて、あたしはその相手を探した。
相手なんか誰でもいいのだ。
女慣れしてて、童貞ではなく、責任を押し付けられる人。
あたしはすぐに、学校内でいわゆる不良と呼ばれるグループに近づいた。
上手い事に、そのグループには仲のいい先輩がいて、
近づくのには苦労はしなかった。
そしてその中に、女と見れば誰でも感情抜きで抱ける男が数人いて
あたしはその内の一人に目をつけた。



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