全てフィクションです 【父との秘密】初潮 - 2002年06月14日(金)5年生のある日の朝 トイレに行くと、下着が汚れていた。 なんだか赤茶けたような色が染み付いていた。 あたしはそれが何か分からず、動転して母に訴えた。 母は「あら」と言ってその下着を洗面所に持って行き、あたしに 「生理が来たんだね」 と言った。 初潮だった。 「今夜は赤飯炊いてあげるから」 という母の言葉にも反応できず、その事実を反芻していた。 生理が来た。 ということは あたしは妊娠する その夜、母は嬉しそうにこの事を父に話していた。 あたしは早々に部屋に篭り、ふすま越しに母の声を聞いていた。 父は「そうか」と言ったきり、何も言わなかった。 -
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