| 2007年06月07日(木) |
『ノー・マンズ・ランド NO MAN’S LAND』 |
ボスニアとセビリアの戦争ものです。重かったです。 防空壕に閉じ込められた敵同士が、かつてユーゴという一つの国だったときのサッカー話や、好きなミュージシャンの話では一つになれるのに、どうしてこんなことになってしまったのか…。 そこに助けに来た国連兵の女が、また化粧ばっちりの小奇麗な格好で、ボロボロの2国の兵士との対比がものすごい。もちろん他人事感覚を付かれて非難されます。当たり前です。
ラストで一人の兵士の祖母の言葉が出てきまして、信心深い彼女は卒業して世間に出る孫に向かって、 「お前を苛める奴がいたら、その人を哀れみなさい」 という言葉を贈りました。 哀れみ、とはまた上段な言い方です。さすがキリスト教。
昔会社にいじめっ子といじめられっ子がいまして、傍から見ていてどっちもどっちだったんですが、いじめられっ子がまさにこの祖母のように、いじめっ子を哀れんでいたんですよね。 …その考え方がいじめの原因の一端でもあるんだけど。本人はわかっていたのか、いないのか;
憎しみを消すにはどうしたらいいのか。 本当に重い話でした。
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