あまりにエビ大王がどうしようもないので、観ていて辛い舞台でした。人を巻き込んでの「後悔、先に立たず」だらけの人生。
王様とか神話の男は大抵こんなんですよね。現代でも、社長とか、権力持った人間ってのは、こうなってしまうのかな。 末将勝も権力を持つまでは一本気でいい男だったのに…。
その末将勝を次代の「エビ大王」に祭り上げた末姫が、父親であるエビ大王に末将勝を殺されたとき、泣きすがったので、利用しただけじゃなくてちょとは好きだったんだと、しんみりと観ていたら、 「私の作り上げたエビが〜!」 結局ソコが問題かいっ!!と、がっくり来てしまいました。 もともと自分に王位を継がせろって言った姫だったから、仕方ないか…;いっそ権力志向はっきりしてて気持ちよかったです、はい。
死期を迎えたエビ大王が生きるには、毎日ネズミ算増の民の命が必要だったんですが、それをわかっていて、息子が生まれるまではと、生き続けたエビ大王が、息子を産む運命の女を前にして、子供を作らなかったのが……、一番納得いかなかったところですね。 (そこが物語の一番重要なところなんですが;) 寿命延ばしてから「9年」ですよ。その間の失われずに済んだはずの民の命は!! 国が滅ぶほどの命を失わせた時点で、すでに十分罪深いんだから、目的達成しようよ!
でも、思えばそこでそれ以上の禍根を絶つと思えば、あの選択で良かったのかなぁ。
パリテギの声が特殊で、すごいと思っていたら、舞台の上でも突っ込まれていて笑えました。 あとは日直、月直の掛け合いとか、面白かったです。
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