こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2003年02月12日(水) ゴッコ遊び
不倫が美しいなんて思ったことは一度もない。
最初に不倫をした時、嫌と言うほど痛い思いをしたからか、
不倫を美化したいとも思わない。
好きな人に守るべき人達が居たという全くもって滑稽な話。
ただ、それだけの事だ・・・。
そして、その為に
痛い想いをしたり、幸せだと思ったり、
泣いたり、笑ったり、
それの繰り返し・・・・。
不倫の本は実の所、数える程しか読んだ事がない。
有名所は読まなくっちゃ・・・と思うものの、今はそれに裂く時間さえもない。
太宰が不倫の果てに入水自殺を行ったのは、我侭としか思えない。
それでも、今の私には勇者として映ってしまうのは、
私も不倫をしているからだろうか・・・・。
否、それよりも彼と一緒に行った、あの郷土館の中にも掲げられていた
有島武郎の方が好みだ。
心中寸前に女と戯れている事を知人に手紙で伝えるなんて技は
並大抵の人は出来ないんじゃないだろうか・・・・。
何日か前は気分が良かったのに、
今日の彼の言葉を又深く考えすぎた私は、
こんな真夜中に又色々と余計な事ばかり考えている。
彼は今日、長い出張に旅立って行った。
場所は出逢って間もなく私と一緒に行った、あの街。
彼は何故かそこへ行くと何時もより私に甘えた態度で電話を掛けたり、
メールを送ったりしてくる。
今日も私が色々と考えてしまう種は、そんな遣り取りの中から飛び出した。
「今度、又連れて行ってね・・・・」
私のこんな発言がいけなかったのかもしれない・・・。
彼はあの時の事を思い出して・・・・
そんな事を言う・・・。
「あれが駆け落ち・・・?」
確かに3日も家を空けて彼と一緒に居れば、
駆け落ち同然にアチコチ行動を共にした事になるし、
この街を離れて500km近くも離れた地方に足を向ければ、
こんな関係の二人だ、まるで駆け落ちしたように他の人にも見えるかもしれない。
それでも、私のバックには着替えの洋服やお化粧道具が綺麗に納まっていて、
私の想像する夜逃げ同然で手を取り合って逃げ纏う様な、そんな駆け落ちとは
程遠い物だった。
「あんなの・・駆け落ち・・ゴッコだょ」
又、何処かでザワザワと喚いている女が一人・・・。
「恋愛ゴッコ・・・・・・失恋ゴッコ・・・・・・。
不倫ゴッコ・・・・・・ヤキモチ焼きゴッコ・・・・。
ソープ嬢ゴッコ・・・・SMゴッコ・・・・・・。
駆け落ちゴッコ・・・・お別れゴッコ・・・・・。
ゴッコ遊びなら、何でも御座れ・・・・。
ゴッコ遊びならお手のもの・・・・。」
「一番したいのは・・・やっぱり心中ゴッコだよね・・・」
今日の私は・・もう、どうやって一緒に死のうか模索中。
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日記を御覧になって下さっている方・MyEnpituして下さっている方へ
更新が遅くなったのと、纏めての更新を御了承下さい。
今は時間のある時に纏めて更新する事しか出来なくなってしまったので、
今後の更新も不定期になるかもしれません。
申訳御座いませんが合わせて御了承頂ければと思います。
御手紙を下っている方へ
更新が途絶え心配して頂き、誠に有難う御座いました。
御返事は必ず致したいと思っているのですが、
少し遅くなると思います。
どうぞ・・・首を長くして待っていてくれる事を御願い致します。
すみれ
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