こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年07月30日(火) 責任・・・。
彼は今日、日帰り出張に行ってしまった。
それでも、移動中はずっと電話で会話をしている。
彼は日々の私の憂鬱の原因を聞いて励ましてくれた。
私の無謀な性格は彼の見解によって軌道修正されている。
時々、意見が合わずに口論や喧嘩に発展してしまうけれど、
それでも彼は私の事を理解しようと努力してくれている・・・・。
彼の話をこうやって聞ける事を有難いと思う。
そして、感謝している。
同居人は今日の夜、予定よりも随分早く帰宅した。
午後8時30分・・・・。
子供との食事は済ませていた。
少し熱があったので御風呂はお預け・・・。
同居人が居間でテレビを見ている間、彼から出張から戻ったとメールが来た。
寝室に行ってコッソリ彼に電話をする。
そんな時に限って同居人は寝室に来たり居間に行ったりバタバタとしだす・・・・。
私は彼との電話を中断しなければいけない状態になってしまい、
仕方無しに受話器を置いた。
暫くボーっとしていたが、何となく寂しさが消えないので、
彼に電話を掛ける為、外に出て行く私・・・・。
今日は夜でも少し蒸し暑いけれど、風が頬を撫でると少し心地良かった。
何故か話が急展開に進んで、それから彼と私の家の途中にある駐車場まで車を
走らせる事になってしまった・・・。
車のキーを取りに一度、家に戻ると、凄い形相をして同居人が待っていた。
「どうせ男と会ってくるんだろ?昨日の事も・・・いい加減にしろよっっ! !」
だから、どうしたと言うのだろう・・・。
だからといって同居人に何が出来るというのだろう・・・。
そんな事を言われてもお構いなしで私は車に飛び乗った。
駐車場で暫く待っていると彼がやってきた。
自分の車を降りて彼の車の助手席へ・・・・。
帰りがけに御腹がすいたし、家には御飯があるかどうか解からないから、
ラーメン屋に寄って来ると言っていた彼だったが・・・。
テッキリ行ったものだとばかり思っていたのに、寄らないで真っ直ぐに待ち合わせ場所に
来てくれたようだった・・・・・。
出掛ける時の同居人との一悶着を少し彼に話す・・・。
それから、昨日の出来事も・・・・・。
うっかり捨てるのを忘れて、デスクの上に置いておいた物を
同居人が見つけたみたいだった。
「すみれ? あれから・・・大丈夫だった?: 旦那に暴力振るわれなかった?
僕の責任でもあるね・・・暴力振るわれたのは・・・
どうしたらいいんだろう?どうフォローしたらいいんだろう・・・・・?
どうしたらいい?すみれ・・・・」
彼は昨日、何度も私に聞いてくれた・・・・。
「うんうん・・・大丈夫、心配しないで・・・・」
当然の事だが私が殴られたのは、彼の責任ではなかった。
私がウッカリしていたのがいけなかった。
ただ、その事で彼には迷惑を掛けたくなかったので、私はただ成すがまま殴られた。
同居人が私に対して何を言おうと何度殴ろうと何も変わらないのは
同居人、本人が一番、よく解かっている筈だ。
彼と付き合っているのを全て知ったとしても、
離婚出来ないのも別居出来ないのも、
同居人の無駄な出費と経済力の無さが、その要因となっている事も事実だろう・・・。
それにも益して、子供の事や同居人の親の事・・・・。
色々な柵が付き纏って身動きが取りづらいのも同居人の方だ・・・・。
だから、声を荒げて私に突っかかってくるのだろうか・・・・・。
今日も彼は私の手をシッカリ握って色々な話を聞いてくれた。
そして、あの擦れた声も・・・・聞かせてくれる・・・・。
別々の車で待ち合わせ場所まで来たから、
当たり前の事だけれど帰りも別々・・・・。
御互い別々の家へ帰るのは寂しいけれど・・・・。
何時もの帰りよりも、ずっとずっと寂しい・・・・。
遠くなる彼の車をバックミラー越しに見つめると、又切なくなってしまった・・・。
何時になったら、一緒に帰れるのかな・・・・・。
少し疲れた・・・・・。