結局、英会話は講師を指名することなく、徒然に続けることにした。
私の中にある種の「バイアス」がある。 事実とは無関係に、事象に対する私の感想はこの「バイアス」に侵される。
この「バイアス」がじわじわと「いい先生だった!」という感想を覆してるわけ。
バイアスの例としては、たとえば"Tuesday with Morrie"
読んだばかりの感想はこんな感じだったのだけれど、
今の私の感想はちょっと違う。読み直すこともないだろうと思う。
それは私の中に元々あるバイアス−アンチお涙頂戴−が発動したからだ。
我が事ながら、このバイアスのパワーはかなり強力だ。 侮れない。
こういう個々人のバイアスをうまく利用すると、 マーケティングとかの強みになるんだろうな。
さて、英会話。
同じ先生に2度当たることはないだろうという私の読みは外れて、 最初のレッスンを担当してくれたPaulだった。
「僕の名前覚えてる?」 「えーっと…ごめん」
最初は雑談。 昨夜 Prison Break を見過ぎて寝るのが遅かったため眠いと告げたところ、 直近のエピソードを説明してみろ、と言われ、 しどろもどろに、Lincolnの処刑が延期になり、LJが男を殺そうとしてつかまり、 Lincolnが一時出所してLJに会いに行く途中で父親が現われて・・・ てな感じのことを話した(Michaelが出てこないぞ)。
字幕なしでも行けるでしょ、と言われて、とんでもない、と答えた。 ムショ英語は難しいっす。
その後、彼お得意の「何か質問してみて」攻撃。 あー、1回目もこれで困ったんだっけ。 「本をよく読む?お勧めの本は?」と聞いたら「本はほとんど読まない」って返事だったんだわ。
結局1コマ目はずっと質問させられ続けた。 私結構疑問文を作るのに弱いのね、という新発見。
夏の予定の話で、彼の友人がオリンピックに出るため、今年も北京に見に行くという話を聞いた。 友達がオリンピックに出るなんてすごいなぁ。
シドニーにもアテネにもオリンピックを見に行ったというので、 「じゃぁ東京オリンピックにも賛成?私は反対」ってな話を。
あとは、私のお決まりの「私の英語どこ直せばいいと思う?」って質問。 やっぱり経験を積めみたなことを言われる。 確かに冠詞と三単元のSが時々間違ってるけど通じるし全く問題ないってさ。 発音とイントネーションも悪くないし、時制も合ってるって。 ボキャも足りないことはないけど、時々単純な言い間違えがある。 たとえばGermanとGermany(これはよく間違うんだよなぁ)。 "a friend and I"って言ってたけど、"my friend and I"の方が自然だよとも言われた。 その時言えよ!と思ったけど仕方ないか。
彼の英語はとってもニュートラルで私好みなので、 「グッダイみたいな訛りはないの?」と聞いたところ 彼の両親はイギリス人で、彼自身も5歳までイギリスで育ったとのこと。 なるほどねぇ。
聞かれたことに答えるだけではなく、会話を膨らませることが必要。 ってのが彼の主張。
わからなくもないんだよ。 おんなじようなことを言ってた先生が前にもいた(自腹英会話の方で)。
でも質問しろって言われてもなぁ。
だって、私、あなたに興味ないから。
まぁ自分の興味ある事件とかについて意見を聞いてみるってのもありかもしれないけど。 そういうんじゃなくて、もっと、事実ベースと言うか、 説明っぽいというか、そういうことができるようになりたいんだけど。
でもこんなことはうまく言えないので「わかったよ」と。 ダメじゃん。。。
やっぱりどの先生も「このテキストは簡単すぎるでしょ?」と言う。
それはそうだけどそうじゃないんだよ。
読む分には問題ないけど、リスニングは最低限の大筋しか1聴ではつかめてない。
話す方は、トピックに関した質疑応答に大きな問題はないけど、 ただしそれは、言えることしか言ってないからだ!
だって、言えないことは言えないんだから口に出すこともなく 直されることも表現を教えてもらうこともないじゃない?
あーどうしたらいいの?
私はもっと複雑で、ニュアンスフル(って単語はないか。with fine nuance?)なことが言いたいの! 複文とか関係代名詞とかバリバリで話したいの!
結局さぁ、そういうのを求めだすと、日本人講師がいいんじゃないかという結論になる。 帰国子女のお姉さんとかで十分なんじゃ?
そもそも、私が言いたいと思っている構文は英語的には不自然なんじゃないか、という問題がある。 確かにそういう側面が全くないとは言わないけど、でもこれでも2年以上洋書を読み続けてきて、 ある程度「それっぽさ」が判断できるようになっているから、 そんなにゴールをはずしていることはないと思うんだよね。
内容ではなく構文にひかれてメモした文をたびたびこの日記にも掲載しているけど、 ああいうレベルの文をすららーと言いたいというゴール。
このゴールについて、一度先生に話してみるといいかもしれないな。
一方、言えないんだから直してもらえない、というなら、 とりあえず間違っててもなんとか口に出せるレベルまで自力で行くしかない。
とすると、やっぱり英語日記が有力案になってくる。
書けたからといって言えるとは限らないけど、 書けないことは100年経っても絶対言えない。
2コマ目はテキストを使ったレッスン。Chapter6。 輸送システムネタ。リスニングはリニアモーターカーについて。
意味がわからなかった単語。friction(摩擦)。
「仕事で上海行って、空港からリニアに乗ったんだけど、あれすごいね。 静かだし早いんだよ。でもコストがかかるんだよね」
っていう、本当にgistしか聞き取れずがっくり。
聞き逃した要素は、 ・何の仕事で行ったの?(最初にsales meetingって出てきただけ。そんなの当然聞き流し) ・誰に会いに行ったの?(そんな中国の会社の名前なんて聞き取れるか!) ・リニアの建築費はいくら? ・空港から町まではどのくらい?(距離&時間) とかそういうの。数字はほぼ全滅。流れてっちゃうんだもん。
驚きの低レベルリスニングもあった。(誤->正) through -> smooth feel -> fields
とかね。トホホだよね。あーあーあ。
打ちひしがれてる私を見て、講師は、 「1度聞いただけで、大事な所は理解できてるから大丈夫だよ。 数字はまぁ難しいから仕方ないよね」と慰めてくれた。
むーーー。
毎回リエゾン系の練習パートがあるんだけれど、 「君の発音はナチュラルだし、無理してルーズな発音をしない方がいい。 部分的にこなれてても逆に不自然だし、変にルーズなのも良くない」だって。
この意見には全面的に賛成。 だから私はtとかをキチンと発音します。
レッスンの合間に「レッスンへの要望アンケート」を渡された。 「そろそろ慣れてきたころだと思いまして」だって。
要望にチェックをつけるだけの簡単なもの。 私が選んだのが左側。
厳しく − 私のペースに合わせて フリートーク15分 − フリートーク5分 回答につまったらヒントを − 回答するまで待って
「ミスを細かく修正して」、って言うのは選択するのをやめておいた。 すべて直してほしいわけじゃない。ポイントを押さえてくれればよいのだ。
「ロールプレイをたくさんしたい」にもチェックした。 ロールプレイなんて1度もここではやってないけどね。
自由記入欄には、CDを使ったリスニングは最小限にしてくれと書いておいた。 あと、テキストにこだわらないで進めてほしいとも。
これ、どれくらい今後のレッスンに反映されるのかしら?
あーもう少しいろいろコメント入れておけばよかったな。
■Affinityの単語 sun-dial 日時計 trencher 木皿(に盛られた食べ物) ※gaolの備品の1つね。 You have been here a year. What do you make of it? insolence 横柄な bravado 虚勢、空威張り ※"not of insolence but of bravado" alabaster 雪花石こう pale as a alabaster scale うろこ penance 自己処罰[犠牲] Veritas 〈ラテン語〉真理 dandle 赤ん坊を抱いてあやす penitentiary 刑務所 livid 鉛色の、青ざめた、どす黒い
気になった文。 Did she know they mean to honeymoon in Italy? −I think she had known it for longer than I, but would not admit to it. 彼女は彼らがイタリアに新婚旅行に行く気だと知っていたのだろうか? 少なくとも私より前にその情報を得ていたのだろう、そうとは認めないだろうけど。
なんで、この文メモったんだっけ? 時制の確認にいいと思ったのと、そうだ、admit to の to って必要?って思ったんだ。
admit to は英辞郎によると、〔事実・罪など〕を認めるとなっている。 でも、toなくても意味はそう変わらないのでは?
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