CYMA’S MURMUR

2008年07月04日(金)   The Solitaire Mystery 読了


 

読み終わりました。面白かったよ。

最後までドイツ語がちょこちょこ出てきたのが嬉しかった。

終盤で、主人公が秘密を両親に話してしまった所で、
「このせいで、全てが夢に終わってしまったりして」と思った。
そうなる方がストーリー的にリアルでいいんじゃないの?という思いと、
いやいやそんなの後味悪すぎっしょ、という思いが交錯。
結局ちゃんとファンタジーとして落ち着くべきところに収まったわけだけれど。
おじいちゃんの死に目に会えなかったのだけは残念。

ソフィーの世界に比べれば、哲学風味はだいぶ薄い。
だから物語として純粋に楽しめた、かな。

他の人の感想で、Rainbow Fizz が日本語版では「プルプルソーダ」だというのを知った。
うむ。だいぶ響きが違いますが。
私的には、Rainbowの方が色々な味を想起させてイメージに近いな。
英語版では少なくともプルプルな食感は感じなかった。

大人も十分楽しめるけれども、やっぱり子供に読んで欲しい。
小5〜中2くらいが、一番楽しめるんじゃないかなぁ。

子供の本が続いたので、次は大人の本に行く予定。
英語的に躓かなければいいのだけれど。






年を取ってきたからか、「誰かに似てる」と思うことが多くなった。

「こんな人会ったことない!!」っていう驚きや新鮮さが減っているというか。

それでも「誰かに似てる」人というのは、なんとなく、ホッとする。
知らないけど、知ってる気分になれる。

そんな中の1人が、退職を知らせる挨拶メールをくれた。
海外留学のためということで、前向きな退職は気分がいい。
メールに「わがままをお許し下さい」と書いてあって、可愛いなぁと思った。

それとは別の「誰かに似てる人」とランチを共にした。

彼女は本当に・・・・・・似てるのだ。

亡くなった友人に。

顔も声も、ファッションも、性格も。
少し毒舌なところも、頭の回転が速いところも。

今まで意図的に近付かないようにしていたのだけれど、
最近席替えで近くなったこともあり、話すようになってしまった。

なんかすごく・・・不思議な気分だ。

デジャビュ感もあるし、泣きそうな気分にもなった。

違う人、なんだけどな。

もっと親しくなれば、全然違う人だってわかるかな。




■The Solitaire Mysteryの単語
prank いたずら、悪ふざけ
※ちょっと前にも引いたばっかだよね。
cock-and-bull まゆつばものの
infirmary 病院、診療所
bequeath 〜を遺言で譲る







 < 過去  INDEX  未来 >


しぃま [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加