CYMA’S MURMUR

2005年06月24日(金)   THE MAN WHO CRIED



『THE MAN WHO CRIED』を見た。
(邦題:耳に残るは君の歌)

この、THE MAN って誰なのかな。意味深。

とにかく、映像と音楽がキレイ。
そして、ストーリーも私好み。
世界大戦直前のロシアから、
運命に流されるようにイギリス、フランスへとさすらう少女。
大人になった彼女は、ナチの影に怯えながら、
生き別れた父を求めて、ついにはアメリカに辿り着く・・・
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音楽が、素晴らしいんですよ、本当に。
主人公の父親が少女に歌う歌。少女自身が歌う歌。
何度も登場するオペラのシーン。
それから、ジプシーの音楽。
そして、先日私が感銘を受けたばかりの、
「暗い日曜日」も劇中何度か登場する。
あの時代のヨーロッパを代表する曲なんだろう。

ケイト・ブランシェットがすごくいい味を出していた。
あんまり好きな顔じゃないんだけど、
今回のロシア系美人ダンサーの役はどんぴしゃ。

ジョニー・デップは、まぁ予想通り。
ジプシーを演じさせたら、そりゃはまるよね。

そして、主人公のクリスティーナ・リッチ。
独特の雰囲気がある。白い肌と黒い髪。
意思的に硬く結ばれた口元。
少女時代を演じてる子役の子とも雰囲気がとても似通っている。

本当に、とても、良かった。






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