私はやっぱり「ことば」ってものが好きなんだろう。 夜中に外国語講座を熱心に見るのも、 歌詞カードを一生懸命眺めるのも。
昨夜、テレビで京都賞の番組をやっていた。 そこで、チョムスキー(懐かしい!)を見た。 言語学に、とても興味を持っていた昔の自分を思い出した。
その番組には、グドール博士も出ていた。 70歳とは思えない美しさで、少女のような可憐な感じのする、 とても素敵な人だった。 これまた、人類学とか猿学に興味を持っていた頃の自分を思い出した。
そして今日。 金田一先生が、バラエティ番組に出てらした。 敬語とは、相手を不快にさせないこと、という説明に目から鱗。 ああ、日本語に私が興味を持ったのは、 金田一先生の著書を読んだのもきっかけの1つだったなぁ。
何がやりたいかわからないけど、 興味があるものはあるんだよね。
好きなことを仕事にすると、 辛くなるんじゃないかという思いが強いのだけれど。
たとえば、自動翻訳機の開発に携わるのなんか面白そう。 言語学的にも、システム的にも。 翻訳のロジックをどうするか、 変換辞書をシステム的にどういう形式で保持するか、 そういうポイントも面白そうだし、 とりあえず元言語の分析をするのも楽しそう。
私のこの上辺だけの、 何となくわかった気分になれればそれでいいという程度の、 中途半端な言語への興味で、 果たして何かを成すことができるのだろうか?
でも、コトバが好きだ。 なんてことを、さらにしみじみとかみ締める週末。
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