CYMA’S MURMUR

2005年01月30日(日)   コトバ

私はやっぱり「ことば」ってものが好きなんだろう。
夜中に外国語講座を熱心に見るのも、
歌詞カードを一生懸命眺めるのも。

昨夜、テレビで京都賞の番組をやっていた。
そこで、チョムスキー(懐かしい!)を見た。
言語学に、とても興味を持っていた昔の自分を思い出した。

その番組には、グドール博士も出ていた。
70歳とは思えない美しさで、少女のような可憐な感じのする、
とても素敵な人だった。
これまた、人類学とか猿学に興味を持っていた頃の自分を思い出した。

そして今日。
金田一先生が、バラエティ番組に出てらした。
敬語とは、相手を不快にさせないこと、という説明に目から鱗。
ああ、日本語に私が興味を持ったのは、
金田一先生の著書を読んだのもきっかけの1つだったなぁ。

何がやりたいかわからないけど、
興味があるものはあるんだよね。

好きなことを仕事にすると、
辛くなるんじゃないかという思いが強いのだけれど。

たとえば、自動翻訳機の開発に携わるのなんか面白そう。
言語学的にも、システム的にも。
翻訳のロジックをどうするか、
変換辞書をシステム的にどういう形式で保持するか、
そういうポイントも面白そうだし、
とりあえず元言語の分析をするのも楽しそう。

私のこの上辺だけの、
何となくわかった気分になれればそれでいいという程度の、
中途半端な言語への興味で、
果たして何かを成すことができるのだろうか?

でも、コトバが好きだ。
なんてことを、さらにしみじみとかみ締める週末。




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