CYMA’S MURMUR

2003年12月07日(日)    男の正体 呆れたけどちょっと笑った

元彼アドバイスと、紆余曲折を経て、

あの男の素性がわかった。

なんてことはない、妻帯者

ガキまでいますか・・・

一応一回聞いたんだけどな、
「まさか結婚してないよね?子供いたりして?
 それともバツイチとか?」って。

聞き方が悪かったか。

どうも奥様が実家に戻られている間の
短い遊びだったらしい。

全く見破れなかった自分に、かなりガッカリ。
でも振り返れば、予兆はあった。

なんか彼は結構色々大胆な嘘もついていたようで、
電話がないというのもその一つ。
104で簡単にばれるんだから、
そんな嘘つくなよ、ばーか。

こちらから奇襲攻撃して、
「ソレ相応のリベンジをさせていただきます」と宣言。

なんか、やっぱ、彼はすっごくバカみたい。
危機管理能力が弱いよ。

奥様には全てばれた(というより、ばらして許しを願った)
らしいんだけど、っていうか、嘘つく先間違ってないか?

私に、「実は妻子がいた、ゴメン」と言うべきであり、
奥方には、ばれないようにするのが普通の男ではないの?

嘘のつき方が中途半端。
おまけに文章がバカだからなあ。

おもわず本気で親身に
「もうちょっと考えた方がいいよ」って
アドバイスまでしちゃったよ。

リベンジという脅しにびびったのか、
深夜、自宅から私の携帯に連絡があった。

私:何の御用でしょうか?
男:もう一度謝りたいと思いまして。
私:ふーん。
男:長い間結婚していると、お互いを大切にする気持ちが
  減っていって、いろいろあって奥さんは実家に帰っていた
  のだけれど、友達が欲しいなぁと思うようになりまして。
私:へーえ。友達、ねえ。
男:会ってみたら、想像以上に魅力的な人だったので、
  ついついもっと親しくなりたいと思ってしまいました。
私:ふーん。で?
男:申し訳ありませんでした。
私:へぇ。
男:色々楽しかったんですが、不安だと泣かせてしまったし、
  子供いる?って聞かれて答えられなかったのもあるし、
  こちらはともかく、そちらにはこのままでは悪いと思いました。
私:それも嘘だよね。奥さんが実家から戻ってくるから、
  ばれちゃ困ると思っただけでしょ。
男:それもあります。
私:で、あの、バカみたいな嘘メールになるわけだ?
  バッカじゃないの?
男:すみませんでした。僕はどうしたらいいでしょうか?
私:別に何もしていただく必要はございません。
男:でも・・・
私:もう謝ってもらいたいとも思わないし、
  やってもらいたいことも、何一つありません。
男:いや、でも、何かできることがあれば・・・
私:一体何ができるわけ?この状況で何もできないよね?
男:そうですけど・・・
私:大体、この電話だって、謝るのが目的じゃないでしょ?
男:それは半々です。
私:何と何が半々?
男:謝りたいのと、あと、さっきリベンジ云々言ってたから・・・
私:心配になったわけだ?
男:まあ。だから、何かできることがあれば。
私:だから!何もしてもらいたくないって、言ってるでしょ?
  私は事実を捻じ曲げる気もないし、何かを捏造する気もない。
  ただ、私の手許にある事実をどう利用しようと私の自由ですよね?
男:僕が批判されるのは仕方ないけれども、妻と子は・・・
私:奥さんとお子さんには何の恨みもないし、何かする気はないです。
  ただ、あなたはもう大人なんだし、
  自分のやったことには責任をとる必要があるわよね?
男:そうなんだけど。妻と子は関係ないから。
私:だから!私のターゲットはあなただけよ。
  奥さんとお子さんは関係ない。
  あなたは自分のキャリアを心配したら?
  私は、私の好きなようにやらせていただきます。
男:でも僕のキャリアがどうこうなると、妻と子にも影響が・・・
私:そんなことは知りません。私の直接ターゲットはあなた。
  それが間接的に妻子に及ぶのはあなたの行動が招いた結果よね?
男:それで、僕はどうしたらいいですか?
私:ですから何もしていただく必要はございません。
  色々な友人を交えて一番効果的な方法を考えるので、
  お楽しみに待っていらしたら?
男:えー、そんなぁ・・・
私:明日も仕事なので、そろそろ寝ないと。切りますね、じゃ。

ってなわけで、なかなか楽しい会話でした。

バカ男なんだけど、ちょっと憎めなかった。

少なくとも、未練とか、そういうのは吹っ切れたし、
ストーリーとしてスッキリ整合性が取れたから、
例の意味不明なお別れメールを受け取ったときより、
大分状況は好転したと言える。

一応、イニシアティブも取ったし。
少々お灸も据えたしね。

これからどうするかは、元彼も交えて策を練ります。

まあ、あんまり面倒なことをするほどの情熱は
持ち合わせていませんが。

相手の対応次第でもある。

でも何がショックって、
こんなバカみたいな既婚者の遊びにひっかかってしまったこと。

身元がばれてるからこそ、変な嘘をつかないという思い込みが、
こんな結果を招いた。

やっぱりネットの出会いというのは怖いと思う。
勿論、最初から身上調査をキッチリしてればこんなことには
ならなかっただろうけど、でも、
そんなエネルギーを使うだけの価値もないもんね。

というわけで、これが全ての顛末。

まだおまけストーリーが生まれる余地はありそうだけれど。

今回の事件でよかったのは、
元彼と連絡がとれて、友人関係には戻れたことでしょうか。







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