2002年08月20日(火) |
コリアスティーン陥落 |
竜たちは宮殿を壊し続けていた。 それでも、前日と同じ数字に安心する。 今夜も乗り切れる。
新しく入国してきた方の家に挨拶して回る。 竜が暴れているのを知っていて来た人。 何も知らずに入国した人。 自分の不安も無くなるように、笑顔で。 ようこそコリアスティーンへ。
予定の半分を終えたところで突然連絡が入る。 「新しい竜が、出た」
「召喚者は知っている人ですか?」 あちこちに聞いて回る。 誰もが首を横に振る。 ・・・誰? 何のため? 私が言うことじゃないのはわかってる。 だけど、思わず訊いてしまった。 「支援は、取れてますか?」
帰りたいと言えば、いつでも帰れるだろうけど。 多分帰りたくないんだ。このままでは。 何が出来るわけではないけど、それでも。
明け方、落城寸前になった城内で宴が開かれていた。 誰もが笑顔で。
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