2002年06月15日(土) |
マリアンルージュ到着 |
人。 人・人・人・人・・・・
マリアンの人口はウマリの倍と聞いていたけど、私たちのような支援の人たちも集まって3倍以上になっているらしい。 …人酔いしそう。 有事のせいかのんびりしたウマリと正反対に、多くの人が忙しく行き来していて飲まれそうだ。
「マーナさん、ぼんやりしてると邪魔になりますよ」 「…え?あ、はい。すみません」
あわてて端へ避ける。 城へ走る兵士、運ばれて行く怪我人。 武器の原価売りを叫ぶ商人たち。 いままで平和にのんびり生きてきた私は、声と空気に圧倒されて意識しないと呼吸も出来ない。
「プリエスタも人口は多い方ですが、こんなにバタバタとはしてませんね。やはり有事のせいでしょう」 「プリは平和国家だそうですから、物静かなイメージがありますけど」 「それだけでは楽しくないでしょう?それに戦争となればきっとこんなものですよ」
ふうっ。 深呼吸して、気を取りなおす。 人波を怖がっているようじゃ、とても亡者とは戦えない。
「さあ、接見にいきましょうか。そして、お仕事にも」
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