マーナのフィクション日記
ネットゲーム「KING of CHAOS」で、ネバーランドに住む一住民のなりきり仮想日誌。   ゲーム内での同居人の許可を得て、勝手に会話してます。

2002年05月28日(火) 暗雲のきざし

「ぼくのウルルを収穫したら、それで終わりにしましょう」
ユーキさまは笑っていたけれど、本当にそれでいいんだろうか?
畑に水を撒きながら、何度も確認したけど、答えは一緒。
私のせい…ではないですよね?
「ぼくにだって考えがあると、いったはずですよ」って言われたけど、いつも穏やか過ぎてなんだかよくわからない。

そういえばいつも穏やかなユーキさまが、今日は表情を曇らせていた。
「なにかイヤな感じがしますね」
ウマリでも冥界軍や、どことかの軍隊とかの噂でもちきりだけど。
でもお天気は良かったし、私にはよくわからない。

なにもしないよりは・・・と、ユーキさまの提案で苗に添え木をつけた。
大分育ってきた苗のひとつひとつに添え木を付け、ふと立ち尽くすユーキさまの背中を見た。
噂が噂だけならいいのだけど。
ユーキさまにとって最後の実なのに。
最後の。

だから、お願い。
本当に存在するなら。
神様!


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