2014年10月07日(火) |
サイパン・テニアン慰霊の旅 NO4 |
いよいよ帰国の日である。朝4時にホテルを出発して空港へ向かった。チェックインカウンターは、二日分の乗客で長蛇に列である。真面目にならんでいる日本人を3尻目に、チャモロ族のおばさんが、知り合いの航空会社職員を見つけて、チェックインに割り込む。日本なた大喧嘩をするところだが、南洋の島では、大目に見ることにしよう。
予定出発時間より10分以上も早く扉を閉めてしまうデルタ航空さんも、立派である。(ちなみに、成田到着も予定より25分も早かった)
出発準備が整い、いざ滑走路へ、という時に突如東の空が明るくなった。その幻想的な光景は、到底ヘボカメラマンのスマホでは再現できないが、ご覧いただきたい。炎のような、または血潮のような、なんとも言えない朝焼けだ。
この地に眠る多くの戦没者の血の流れなのか、それとも、英霊のみなさんの祖国日本に対する、炎のような想いなのか。たぶん、後者に違いない。
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