2014年05月12日(月) |
西村眞悟&田母神俊雄コラボ@福島県白河 |
今日は、福島県白河にある林養魚場で開かれた会合に出席した。ここは、昨年の参議院選挙の際も、中山恭子参議院議員と共に訪問したことがある場所だ。参議院選挙の際も、失礼ながら「こんな遠くに人は集まるのか?」そ心配したほど「田舎」である。
が、そんな心配は無用であった。養魚用の大きな宴会場が満席になる熱気溢れる演説会だったのを覚えている。そして、今日は、なんと西村眞悟先生と田母神俊雄閣下のコラボ講演会が開催されるのだ。
大きな駐車場は開会前から満車で、なんと250名を超える方々が、養魚場に集まられたのだ。さらに、会場には、戸塚ヨットスクールの戸塚校長、与野党の5名の国会議員と、豪華メンバーが参集した。
西村先生は講演で、以下のような趣旨を述べられた。
石敗幹事長は、集団的自衛権行使の事例集を作成して公明党に対して粘りぢょく説得するという。バカちゃうか!事例集というのは、こんな時は、自衛隊が動くが、こんな時はダメだというものだろう。想定できるが平時、想定できないことが起こるのが有事だ。想定外の事態には、現場指揮官に任せればいいのだ。また、敵に手の内を見せる「事例集」とはあきれたものを作ったものだ。
バカな大将は敵より怖い、という言葉があるが、まさに我が国の政治の状況はそうだ。アメリカ合衆国大統領は、法律に基づいてアフガニスタンに軍隊を送ったのか?そうではない。合衆国憲法2条、「行政権の長」として、さらにはChief of Commander(最高指揮官)として決断したのだ。
我が国でも、行政権の長は内閣である、と憲法に定められている。自衛隊法では、自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣であると書いてある。有事には総理が決断すればいいのだ。
さらに、続く田母神俊雄元航空幕僚長は、次のように述べられた。
私が航空自衛隊に入隊した昭和40年ごろは、竹島の上空を自衛隊機が飛行し、海上自衛隊も周辺を警備していたから韓国も手が出せなかった。ところが、「上のほうから」不測の事態を避けるため、竹島周辺は飛行するなという命令が出た。その結果、竹島を不当に占拠された。
尖閣諸島に中国が領海侵犯を繰り返している。政治家も国民も中国の圧倒的な軍事力に配慮して争いは起こすな、と言う。が、中国の潜水艦などドラム缶のようなポンコツで自衛隊の相手ではない。
中国は日本と戦う気などない。したがって、領空、領海侵犯には毅然として国際法に則り警告のうえ銃撃すればいいのだ。中国は、二度とこなくなる。
パラオ共和国という人口2万人の小さな国がある。2年前の3月に中国の船が領海内に3日間侵入した。パラオ警察はこの船を追跡して小型船のエンジンを銃撃。流れ弾で中国人が1名死亡。小型船の母船は自ら火を放って証拠隠滅を図ったが、残る船員25名を逮捕し、中国の抗議も無視し、パラオの法律に基づき起訴、有罪にした。
その後、中国はパラオの領海を侵していない。国家の主権とはこういうものだ。
いやはや、熱い熱い正論を拝聴することが出来た。パラオの大統領がメデイアに語った言葉が印象的である。「ここはパラオの海だ」
国家とは、リーダーとはこうありたいものだ。安倍総理大臣は「そうあろう」と頑張っておられるのはわかるが、公明党という存在が「フツーの国」になる道筋に立ち塞がっていることが問題ではないか。
そして、バンガローでの2次会、3次会、4次会。
西村先生!もう呑めませんがな!
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