2014年04月23日(水) |
「担任が息子の入学式で自分の入学式を欠席」アンケートに想う |
YAHOOがネットで行なった担任が息子の入学式で自分の入学式を欠席をどう思うかのアンケートを見て驚いた。
約35万人の回答者のうち、問題だと思うが44.4%、問題だとは思わないが48%、どちらでもない7.6%、という結果だ。いやはや、絶対に「問題だと思う」が、圧倒的かと思っていただけにショックである。
入学式の会場での担任紹介、それに続く教室へ移動しての担任からの様々な説明などは、新入生にとって新しい学校生活への期待と不安の入り交じった、それでいて楽しい時間だと思う。「どんな担任の先生なんだろう」と、ドキドキでいているのではないだろうか。
ところが、別の先生が「担任のA子先生は、御子息の入学式のため欠席です」と言われたら、どう感じるだろうか。
戦後教育のガンとも言うべき日教組がごときは「教員は聖職者ではない。教育労働者だ」と声高に叫ぶ有様だ。確かに、労働者であれば、仕事に関係なく有給休暇を取得するのは「権利」であろう。が、だ。教職にあるものが、それでいいのかと疑問に思う私は「古い」のだろうか。
区議会議員在職中に、大田区職員が京浜東北線の車内で泥酔して乗客を殴り逮捕されるという事件があった。まさかとは思いつつ、人事課長に聞いた。 私:あの職員は今どのような扱いか? 課長:蒲田警察署に逮捕拘留中である。 私:服務上の扱いは? 課長:妻を通じて有給休暇の申請があり認めた。 私:なに〜!!!!区民、納税者の理解を得られないから取り消せ。 課長:有給休暇は、取得理由を問えない。 私:……
母親たる教員、また、このマヌケな泥酔区職員、いずれも公務員であるから、法や条例、規則には何ら反していないのだ。だが、なんとも、しっくりこない。
一人の息子の入学式のために(それも高校生)、多数の担任生徒を犠牲にしていのか。左翼や日教組の諸君は、「教員とて母親であるから正当な権利の行使である」と主張するのだろう。
「公」という意識「滅私」という精神性は、もはや時代遅れのだろうか。だとしたら、あまりにも悲しい。
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