いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2013年08月26日(月) アントニオ猪木議員爆弾発言!冗談じゃないぜ!

 先の参議院選挙で日本維新の会全国比例区候補として中山恭子議員を一生懸命応援したが、維新のなかでは2位だった。1位は、元プロレスラーアントニオ猪木氏だった。中山議員は誰もが認める拉致問題の専門家である。反面、アントニオ猪木氏は北朝鮮と極めて親しい間柄で、当選直後まるで「当選報告」のように26回目の訪朝を行ったことでも知られる。

 北朝鮮と親しいことは彼のビジネス上の言わば「利権」だろうから、とやかく言うまい。せっかくの人脈を活かして拉致被害者の早期帰国に力を貸してもらえればいい、と思っていた。

 ところがどっこい、彼の発言はまるで「北朝鮮スポークスマン」なのだ。先日、外国人記者クラブで行われた記者会見での発言には耳を疑った。以下、動画から引用した猪木氏の発言である。

一番の問題は、日本の拉致名簿は数字がどんどん変わり、日本で死んでいる人もいる。そういった名簿を提出して解決しようとしても、北朝鮮側からしたら「そんないい加減なことを言ってくるなよ」となるこの拉致問題において日本の人たちが、テレビで毎日あれだけ(拉致関連のニュースを)見ましたから、結果的には、これが『洗脳された』という言い方はちょっと語弊があるかも知れませんが、その位に『拉致、拉致、拉致』という。よく私は講演でも、『では、拉致が解決したら、我々は幸せになれますかね?』というと、皆さん『えっ?』という顔をして、そうすると、今まで凝り固まっていた考え方、色んな視点をちょっと変える。そうすると、もっと知恵が出てきて、解決をどうしましょうと(なる)」

「日本の拉致(被害者)名簿の中にある、何百人か分かりませんが、数字がどんどん変わっていた中で、日本の中で死んでいる人もいる。そういうような拉致名簿を(北朝鮮側に)提出して解決しようとしても、これは向こう側からした時に『そんないい加減なこと言ってくるなよ』(となる)」

これは二国間の問題ですから、世界に回って訴える話ではない。だったら、チャンネルをしっかりつくって、そこで一対一で話をするような環境を(整えることが重要)。その環境(整備)を私はやってきて、いつでも(拉致問題関係者を)お迎えするという話にはできている

『外交に勝利無し』という言葉がある。相手も国民がいる。これは北朝鮮に限ったことではない。日本にも国民がいる。どこは、どこかで落としどころを決めなければ、片一方だけが勝っても、片一方が負けても不平不満が出る。

実際の動画はこちらから

 唖然、あきれる、憤慨、激怒、いかなる言葉を持ってしてもこの怒りを表現することはできまい。猪木さん、あなたの娘が拉致されたら「不幸せ」じゃないのかい!幸せか、不幸かの問題ではなく、国家の主権の問題なのだ。

 あなたの理論でいくと、刑務所に入っていても「幸せを感じられれば」それでいい、とも取れるではないか。もし、あなたが単なるプロレスラーや芸能人ではない良識ある国会議員なのだとしたら、自らの発言と行動を「よ〜く考えなければ」いけません。ダー!等と言っているようじゃダメだ。

 どうか、ダーでもいいから、あなたのもっている外交ルートで、すべての拉致被害者を奪還してきておくれよ。そうしたら、私はあなたの足の裏を舐めながら土下座をして無礼な発言を詫びよう。頼むよ!ダー!

 唯一の救いは、拉致問題や北朝鮮問題に正面から取り組んできた前東京都議会議員の野田数氏が、猪木氏の政策秘書に就任されたことだ。野田氏の見識で、是非とも猪木氏の考えを「マトモ」に変えて欲しいものだ。野田さん、くれぐれもアチラ側にならないよう!

 9月16日午後2時〜 日比谷公会堂において「すべての拉致被害者を救出するぞ」国民大集会が開催される。是非とも、日本人の心意気を見せようではないか!

 私、いぬぶしは当日、拉致議連秘書会事務局次長として現場でお手伝いをしている。見かけたらお声掛けを頂きたい。

***なお、本稿を掲載後アントニオ猪木議員の政策秘書である野田数氏(元都議会議員)から、中山恭子参議院議員に削除要請があったため、中山恭子事務所に所属していた10月31日までは公開を停止していたが、11月1日以降、いぬぶし秀一個人の責任において再度公開することにした***


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