2013年08月17日(土) |
お役所の17時、区役所と総務省の違い? |
先日所要があって総務省に出かけた。担当官から「16時半すぐに来て」と言われ、ついつい17時近くなってしまって恐縮して事務所に入った。なぜなら、区役所や都庁の出入り業者の間では「昼休み前30分」「退庁時間前の30分」に役所を訪問するのはタブーで、あからさまに「嫌な顔」をされるそうだ。
応対してくれた担当官は、「遅くにすみません」という私に「まだまだ大丈夫ですよ」と笑顔で応じてくれた。確かに、17時を過ぎても、室内の誰一人帰り支度をしようとしないではないか。こちらは、さっさと仕事を終わらせ、17時15分、総務省の正面玄関に降りた。いや、楽しい時間に着いたもんだ、とばかりしばし観察した。
区議会議員だった時代に、退庁時間(17時15分)より前に大量の区職員が帰宅うるのを阻止したことを思い出したからだ。同じ「種族」である総務省職員も「当然」退庁時間前に大量に正面玄関に殺到するものだろうと、期待していたのだ。
が、ポツリポツリと出てくる職員はいるが、区役所の「ド、ドっと」出てくる感じとは程遠いのだ。だらまあ、拍子抜けしてしまった。いや、まてよ、国は地方よりひどくて、17時前には帰っちまったのではないか?と、ヘソ曲りな私はしばし考えたが、先ほどの総務省の事務所で、誰一人立たなかったことを考えれば、まだみなさん仕事をしているのだろう。
いやはや、同じ公務員、お役所でも、たかだか退庁時間の景色がこんなに違うのは驚きだった。
ただ、残業に見合う仕事があるのか、それはまだ精査していない。区民の税金から残業手当を節約する大田区職員のほうが、公僕意識に優れているのかもしれない。今後の研究?課題だ。
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