いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年03月25日(日) 無事、修士課程修了@放送大学大学院

 昨日NHKホールで今週2枚目の「修了証書」を頂いた。一枚目は木曜日に頂いた「手話初級コース」のもの。そして、昨日の2枚目は「修士(学術)」の学位記である。学部卒業に、なんと25年を要した放送大学で、2年前から大学院社会経営科学プログラムというコースで学んでいた。
 論文のテーマは「いかに地方議会が機能していないか」と結論づけるものだったが、「機能していない」ことは実体験としてわかるのだけれど、それを「普遍的に証明せよ」との、社会科学の要請には応えられなかった。


 結局、紆余曲折しながら、日本全国でも特徴的な「機能していない地方議会」ではないかとも思える我が大田区議会の歴史を紐解き、なぜ区議会が、これほど左様に「諮問機関化」してしまったのかを問うてみることにした。

 そこには、特別区特有の首長選挙の改廃があった。議会で区長を選ぶ、という議会内閣制のような時代があった故、区長公選になった今でも「区長与党として云々」などという枕詞を平気で使う区議がいるのだろうということがわかった。


 今を考えるとき、歴史を顧みることが大切であることを学んだ論文作成でもあった。そして、論文完成にもっとも寄与していただいたのは、ゼミの先輩でもある准教授のT先生だ。なかなか論文執筆がすすまない私に「●月●日と●日は空いているから、どこに出向けばいいか?」と、断るすきを与えない「出張指導」が何回も続いたのにはありがたい半面、大変でもあった。

 
 さらには、毎月行われるゼミも大変よい刺激で、終わった後の夜間部も楽しいひと時だった。(夜間部のみ出席したことも多々あったが)今回修了した同期生5名は、私以外全員「お役人」又は「元お役人」だ。


 都の部長さん、県の課長さん、市の元部長さん、元村役場助役さんである。そして、学位授与式の後のゼミ祝賀会の幹事の先輩たちもお役人。いやはや、その中で「議会は機能していない!」「お役人は機能不全」と発言を続けていたのは、結構大変だった。

 しかし、それでも楽しい学び仲間でもあり、楽しい2年間だった。4月から学生証が無くなるのはとても寂しい気持ちだ。どこか、博士課程の通信制を見つけようかしら。


 指導して頂いたお二人の教授、そしてスパルタの准教授、ゼミの支援者、同期、先輩に心より感謝!!


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