2012年03月07日(水) |
国際都市?「大田区」の非常識 |
「国際都市」との掛け声が、都会の田舎役場、大田区役所で響き渡っている。区役所の案内版表記を三ケ国語にしてみたり、日本が嫌いな人々を集めて「多文化共生推進センター」なるもの作ったりと、「頑張っている」。
が、だ。真の国際化とは、まず自国の歴史を正しく認識し、自国の文化伝統を他国の人々に紹介出来ることが肝要だと思っている。ナイフとフオークが使えることより、和食文化を紹介できること。英語が話せることより、通訳を介しても、日本語の素晴らしさ、書の美しさを説明出来ることのほうが、よほど国際人だと私は思うのだ。
その意味では、大田区役所新庁舎の国旗掲揚の仕方は、無様な「非国際的」だった。庁舎玄関に365日、雨の日も、風の日も、日曜でも深夜でも24時間、国旗日の丸を酷使していたのだ。
国際儀礼では、国旗は「日の出から日没まで」又は「始業から終業まで」掲揚し、荒天時には掲揚しないのが常識だえる。が、そんな常識する知らない大田区役所は、平成11年の移転以来、非常識な国旗掲揚を続けてきたのだ。
私と区民の再三の「なにが国際化で!」「自国の国旗の掲揚もまともに出来ないで」の指摘に、渋々(いや、喜んで)国旗掲揚塔を建てたのが昨年である。その努力は認めよう。
が、まだまだだった。
この写真は、区役所5階、特別会議室で行われた「ある式典」での国旗と区旗(青い旗)の掲揚光景である。
本来、国旗は横長に掲揚するのが「フツー」で、星条旗などは時計回りに90度まわして「裏返す」という掲揚方法もあるらしいが、横長が正しい。
ところが、なぜか、この写真は縦長である。理由は簡単なことだ。区役所本庁舎にある区旗は、庁舎外に365日、縦に雨ざらしにして掲揚していたものだからだ。
区立の各学校には、ちゃんと横長の区旗があって、式典では国旗も横に掲揚するのだが、本庁舎にはどうやら横の区旗がないらしい。
そこで、なんと、区旗に国旗を合わせるという荒業を行った写真がこれでる。
特別会議室にあった国旗、区旗を買えよ!国際都市なんだろう!
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