2011年11月12日(土) |
若いつもりが…カミングアウト |
早いもので、もうすぐ55歳になる。自分の言うのは憚れるが、年齢よりも若く見えるのではと自惚れているのだ。会話の中で孫がいること、50歳も半ばになることなどを話すと、大体の方は驚かれる。同じ地元の10歳年下の区議さんと同席して「彼とは10歳違うのです」と言うと、この区議さんは嫌な顔をする。ほとんどの方が、私が10歳若いと思うからだ。
ところが、見かけとは別に「老い」は間違いなく身体に現れることを最近実感している。体力は、15歳から19歳の4年間「超人的な訓練」を受けてきたおかげで、未だに抜群だと思っている。
ところが、視力と聴力は確実に衰え始めているのだ。前回の運転免許更新では、メガネなしでは更新の「遠視力検査(大型免許)」に合格できなかった。したがって、日常生活ではメガネをかけていないが、運転する際はメガネが必需品となってしまった。
さらに、聴力である。もう10数年前から「騒音性難聴」の疑いがあると指摘されていた。これは、コンサートやウオークマンを大音量で聞いていたりするとなるそうで、心当たりがない。医師から「騒がしい職場ですか?」と聞かれ「いえ、私の声が一番うるさい職場(?)です」と答えたぐらいだ。
まあ、難聴特に感音系の難聴は「原因不明」が多く、治療法もないのが実情らしい。耳鳴りなど何年も「お友達」である。
ところが、最近特に聴力が落ちときたと感じる。騒音性難聴の特徴として「高い音域」が聞きにくい、というのがある。私も高い音、特に女性のヒソヒソ話は、まったく「言葉」として認識できなくなってしまった。
自宅で、妻と娘が小さな声で話しているのは、ほとんど聞こえない。「エ??」と何度も聞き返してヒンシュクをかっているのだ。義父がやはり難聴で補聴器を購入したとの話を聞き、試しに購入してみた。
インターネットで買ったオムロン社製の既製品だ。ガラスのぶつかる音や、足音、金属音などがいやに大きく増幅される難点はあるが、テレビのボリュームは確実に下げることが出来る。
「物事の本質をよく見て」「相手の話をよく聞け」という神様の大きな宿題だと思って、気楽に考えている。この程度でガタガタ言っていては、聴覚障害や視覚障害をお持ちの方々に笑われてしまう。
どうか皆様、大きな声でハッキリと話かけて頂戴!ヒソヒソ話はだめ!
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