いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年11月10日(木) 交通問題調査特別委員会行政視察@津市

 今日から2日間、交通問題調査特別委員会の行政視察である。朝8時40分品川駅の新幹線ホーム集合だ。以前は、農協さん団体よろしく、時計台前集合だなどとやっていたが、最近は少しばかり「普通」になってホーム集合になった。

 なぜか議員にならなければ「普通」に出来ることも「議員さん」は出来なくなる、いや、させてもらえなくなるのかも知れない。切符の手配はもちろん、駅での切符の出し方、食事場所など、一切、議員は考えなくても行動できるように段取りされているのだ。地方議員は最も住民に近い存在であるとすれば、自己責任をもっと持たせるべきだと思う。でないと「痴呆」議員養成所になってしまう。そして、議会事務局は痴呆議員養成教官事務局か…

 さて、同行する議会事務局職員の「第一の心配・関門」が議員の集合である。遅刻はよくある話だし「当日来ない」などという輩も過去にはあった。今回も、新幹線の出発が09:07なのに、集合時間は27分前の8時40分。ビジネスマンならあきれる早さであるが、議員の場合はこれぐらい早くしておかないと心配なのだ。

 さて、今日はどうだ!(と言う私も集合時間に2分遅れた)やはりいた。8時40分集合なのに彼が到着したのは9時丁度。集合時間は知らず、新幹線の出発時間に合わせて来たとのこと。一人での出張なら、なんら咎められることはないが、今回は「最も扱いにくい議員の視察」である。決められた時間に集まるという社会常識は守らねばならぬ。

 ちなみに彼の所属は民主党。「遅刻」は大田区議会民主党の伝統的企業文化かもしれない。ただ、彼が遅刻常習犯の民主党女性議員と違ったのは視察参加全議員にお詫びの挨拶をしていたことだ。(最近、遅刻常習女性議員さん、ブログでの指摘に反省したのか定時前に集合される。あっぱれ!)

 さて、第一の関門を乗り越えた視察団は一路名古屋へ向かう。名古屋から近鉄特急に乗り向かった先は三重県津市役所。津駅ビルで昼食をすませ市役所に。

 市議会棟(地方都市では議会独自の建物が珍しくない)の会議室へ案内された。ここで感動一発!お茶を配る女性職員さんが、一人一人にお茶を差し出しながら「ようこそいらっしゃいました」と言うのだ。

 当たり前と言えば当たり前なのだが、役所ではあまり聞かない言葉である。わが大田区はどうだろうか。少なくとも10階にある議会事務局の女性職員さんたちは、敬語、電話、接遇、いずれもパーフェクトである。ご安心!

 本日の視察は、津市から中部国際空港(通称セントレア)との海上アクセスの拠点として作られた「津なぎさまち」と、セントレアまでの高速艇「エアポートライン」である。海があること、空港に隣接していることが我が大田区と似通っており、区内交通網を所管する当委員会の調査項目にぴったりなのだ。

 セントレアまで陸路で行く時間も金額も半分という優位性と、港である「なぎさまち」駐車場の無料化などにより、近隣自治体が空港への海上交通から撤退したなか、元気で頑張っている。


 市役所での説明の後、実際に「なぎさまち」からセントレアまで我々もエアポートラインに乗船した。広い船内は揺れもなく快適な船旅だった。(所要45分)

 そして、中部国際空港からは名鉄特急で名古屋市へ。ホテルには、17時ちょうどにチェックイン。お役所の窓口閉鎖時間である。あっぱれ!

 

 

 


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