いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年07月20日(水) また停めない気か?京急蒲田駅三階ホーム

 昨日は、交通問題調査特別委員会のメンバーで区内の視察を行った。これは、新人議員もいるなかで、委員の「現場認識」を同じレベルにするためには極めて重要である。

 本日の視察場所は、1.京急蒲田駅3階部分(将来の上りホーム)、2.第一京浜国道アンダーパス(環八交差点)、3.たまちゃんバス(コミュニテイバス)の3ケ所である。

 まずは、京浜急行の社員さんの案内で、京急蒲田駅3階部分を視察した。ここは、現在工事中で実際の電車は走っていない。将来は、上りホームとなる。


 この線路配置を見て、とても不思議に思った。なぜなら、いままで京急蒲田駅では、普通電車と快速や急行の「退避」は行っていなかったのに、今回のホームでは退避を前提とした設計が行われているのだ。



 なぜ、上りホーム手前(横浜寄り)に退避場所を設けるのだろうか。もし、手前が普通車の退避場所で、その先が快速などのホームだとすれば、乗り換え客は、縦方向に乗り換えなければいけないことになり、異例の乗り換え方法である。

 通常の退避駅(平和島や川崎)では、横方向の乗り換えなので、乗り換えは容易である。まして、一つ手前の京急川崎と、ひとつ先の平和島で、普通と快速の退避、乗り換えを行っているのに、京急蒲田駅での「乗り換え」は極めて不自然である。

 考えられるのは、またまた通過電車を増やすつもりなのだろう。たとえば、横浜から品川をノンストップで結ぶなどが想定される。

 いずれにしても、この京急蒲田駅の駅舎は大田区の三セクである「蒲田開発事業株式会社(社長:野田隆副区長)」である。万が一にも、またまた通過することのないよう、交通事業本部の諸君は「情報収集」にあたられたいものだ。

 第一京浜国道の地下工事については「凄いもんだ」ということぐらいしかコメントのしようがない。早期開通を望むものだ。

 たまちゃんバスに乗車した。いやはや、コースは「いったり来たり」の循環バスである。あれ、ここさっき通ったじゃないか、というコースが随所にあり、「急ぐ人」は歩いたほうがよほど早い。

 結局、利用者は急がない高齢者や主婦に限定される。一人乗車毎に、150円の利用者負担額のほかに、税金から218円が支出されるような仕組みはおかしい。であれば「福祉政策」としてタダにすべきか、地元に任せて、区は手を引くべき案件である。

 


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