いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年05月23日(月) 大田区役所「お金」のビックリ2連発!!

 さて、毎度ながらお役所には我々「フツーの感覚」を持った民間人から見るとおかしなことが山ほどある。残念ながら、お役所にしか勤務したことのない方々には、それが「非常識」だとは理解出来ないのだから始末が悪い。

 住民の代弁者であるべき各地方議員も知らず知らずのうちに、お役人に飼いならされて「与党」という称号のもと、お役人の防波堤として育っていってしまう。そんな構図のなか、私はと言えば12年間必死に戦ってきたつもりである。

 さて、本日公文書開示で発見した「ビックリ」2連発をご披露しよう。

ビックリ1:

再三書いてきたが、大田区の区長が在職4年間で総理大臣の5倍もの退職手当を当落に関わらず支給されるのは、住民感覚からはおかしいことであるが、どうも区長さんや、所謂与党会派(自民党、公明党、民主党)の区議には「おかしい」とは映らないらしい。



先週19日木曜日には、めでたく松原忠義区長の銀行口座に区民の税金から2314万円の退職手当(実際には税金などが控除される)が送金された。松原区長は、区長選挙の公報において「区長手当の見直し」を明言されている。ところが、当選後は全額受領し「見直し」については第三者機関を設置するとおっしゃる。




ご自身の任期については、ご自身で「三期」と定める条例を作られたのに、退職手当は「第三者」とは、どうだろうか。なんでも、誰かのせいにする民主党政権のマネをしてはいけない。ご自身の在職中の退職手当の額は、ご自身の責任で決めればいいのだ。

ビックリ2;

大田区教育委員会では、中学生の海外派遣先について米国セーラム市に加え、ドイツ連邦ブレーメン市を追加することにした。そこで、5月10日から6日間、清水繁教育長ら幹部3名がドイツに「実地踏査」に出かけた。

その金額たるや、相変わらずの「お役所価格」である。総額は約180万円。航空運賃は一人13万円。HISのHPによれば、だいたい8万円の区間である。まあ、以前のように渡しきりの公示運賃(約60万円)で支給していた時代よりはマシにはなったが‥

現地の専用車代(お車代)は5日間で408,240円!!!ガイド代は、5日間で223,640円也!!高い!!近畿日本ツーリストが「のせすぎ」が、または現地でのお食事代、お飲み物代を隠したのか?私が旅行会社の社長だったころ、官庁営業でよくお役人から依頼された「極意」でもある。

さらに打ち合わせ費用(?)76,00円、コーデイネーター費用69,890円と意味不明の金額が続く。また、現地でのチップとして41,040円まで税金で払っているのだ。

実は、旅行会社からの見積書以外に彼らには、支度料や旅行雑費という名目で16万円余が別途領収書なし(本人の領収書のみ)で支給されているのだ。チップなど、そこから払うべきである。




視察だから高い、特殊なガイドだから高い、は旅行業界では「ウソ」として認識されている。

そろそろ、このような「税金を使う旅行は高くて当たり前」「自費で行く旅行はなるべく安く」という、お役所の常識を終わらせる時代が来たことを認識して欲しいものだ。

また、大田区の28校の中学校から、各学校2人の海外派遣を税金で行うことは、義務教育のあり方としてどうなのだろうか。疑問である。


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