いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年05月24日(火) 連合審査会質問

 本日から2日間、連合審査会が開催される。これは、本年度当初予算に加え、新たな区長(実際には再選)のもと政策的予算の補正予算につき、本来各所管常任委員会毎に審査するものを一括して全議員出席の連合審査会で「審査」するものである。

 補正予算の審査とは言おものの、国会の予算委員会と同様、補正とは関係のない質問も多い。私の質問時間は答弁を含めてたったの10分間。したがって、2点について質問した。質問に先立ち、議場内に以下のようなメッセージを贈った。

私は、区議会議員選挙で「こんなヤツが一人は必要だ」とのキャッチフレーズを訴え当選いたしました。「こんなヤツ」とは、どんなヤツか?区長の退職手当の見直しを選挙公報に掲載した松原忠義区長が、先週木曜日に、2314万円の退職金を銀行振り込みで満額受領したとか、清水繁教育長が5月10日から15日の間、教育委員会幹部2名を連れ、ドイツに旅行をし、総額180万円近くの費用を税金から支払い、うち現地での「お車代」が40万8千円だった等、区民が知らないことを公開し、区民の感覚を訴えることであります。

今回当選された15名の新人議員の皆様には、どうか4年間、あちら側(お役人)の常識に騙されないよう、区民の目線を忘れないよう、先輩議員としてお願いするものでございます。

質問1
防災船着場として5800万円をかけて海老川に整備しようとしている桟橋について

この場所から直線で1キロも離れていない場所にある三愛石油タンカーバース(桟橋)を日本空港ビルデイングが旅客船用に改修する工事が5月2日から開始された。同社の発表によれば、災害時の輸送ルートとして活用する、ともある。なぜ、こんな近くに、区独自で船着場を作るのか?

予定地は、両側に橋があり、川幅も狭く、水深も浅い。満潮時には水面から橋桁まで2メートル程度になり、実用的ではない。過去、大森ふるさとの浜辺公園に防災船着場と称した桟橋やクレーンを設置した際の、大田区起案文書がここにあるが、実際には「防災」は後付の理由で、本当の理由は水面権利者の要望にあった。

今回の船着場も、あまりにも唐突であり、あまりにも中途半端な計画であるし、地元の漁業関係者などの意見も取り入れていない等、不信感が募る。真の理由を述べよ。

質問2
8月15日の平和都市宣言事業について

毎年行っている花火大会を中止し、代わりに平和都市宣言式典を開催。税金2500万円を使ってイベントを行い、復興支援をするというが、なぜ、区民や各種団体の手作りで実施しないのか。

復興支援であれば、2500万円をそのまま被災地に贈ったほうが、よほど喜ばれるし効率的である。平和祈念は靖国神社への参拝で行うべきである。

最近の大田区は、東京都や他の22区から「不動産や」「観光や」「イベントや」と呼ばれている。行政がすべきことと民間に任せるべき仕事がゴッチャになっている。どう思うか?

 以上の答弁は、書くに値しない「いい訳」のオンパレードであった。

嗚呼!また4年間、お役人の「非常識」と戦っていくのか!誰か出て来い、共に戦う戦友よ!


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