いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年05月14日(土) どれも入りません!日中・日韓・日朝友好議連

 地方議会には何かと「国政の模倣」をして「いかにも政治の場」を繕いたいのか、様々な国会のまねっこが存在する。公開の場での議論をなくす原因の一つが「幹事長会」であろう。

 区民は無論のこと、議員ですら「傍聴をさせない」のだ。そこで、区長や執行部から次期の定例会に提出する議案などが示され、議事日程などが決められる。

 そして、幹事長会に引き続いて行われる「公開」の議会運営委員会で、先の幹事長会で決定した事項について、公に「おさらい」をして、議事録に残すのだ。つまり、区民に公開される議会運営委員会では、実質的にには「おさらい」だけなのだ。

 また、友好議員連盟なるものも各地方議会に存在する。(町村ではないところもある)大田区には、日中・日韓・日朝、各友好議員連盟があり、ほとんどの区議会議員が三議連に加入している。

 私は初当選の時から、日朝には入っていなかったが、反日デモの時に、日中を離脱。教科書問題で日韓を脱退。現在は何一つ入っていない。まあ、入っていたところで、たいした事業(いや、ほとんど何もしていない)を行っていないので、会費分だけ助かるというものだ。

平成22年度の各議連の事業は以下である。

日中議連

東京都日中友好協会通常総会祝賀レセプションに会長出席
大連市児童生徒表敬訪問
朝陽区青少年友好訪問団表敬訪問
「日本と中国・東京版」9月号、新年号賛助広告掲載
日中友好新年会 副会長出席

日韓議連

民団大田支部韓国国楽公演 プログラム広告掲載
同 公演鑑賞

日朝議連

東京朝鮮第六初級学校チャリテイ大夜会 会長出席
日朝友好促進東京議員連絡会訪朝報告会・懇親会 会長出席
朝日新春の集い(朝鮮総連・商工会主催) 会長出席

 主たる事業は賛助広告と、会長の宴会出席であることがわかる。訪問団の表敬とて、大田区役所を訪問した児童生徒などが「ついでに」区議会を訪問したにすぎない。

 こんな、ほとんど「儀礼的」な連盟などやめて、議会改革促進議員連盟でも作ったらどうだろうか。また、日中があって、極めて親日的な友邦である台湾との友好はどうしたのだろうか。「国交がない」は理由にならない。同胞を拉致された愚連隊国家北朝鮮とは国交はないではないか。

 新人議員の諸君には、議会事務局に「ハンコ」を預ける悪習と、意味の無い議連加入をやめるよう訴えたい。「おかしい」ことを「おかしい」と言える、マトモな議員になって頂きたいものだ。


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