いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年04月27日(水) 当選証書授与式@区役所

 今日は、区議会議員選挙の当選証書授与式である。今回当選した50名の議員が一同に初めて会する日でもある。以下のような仰々しい当選証書を選挙管理委員会委員長から手渡される。




 その後は、区議会事務局職員の紹介やら破綻する議員年金の説明などが続く。何か質問は?の問いかけに、4期生の共産党議員から質問が。

「新人議員には、議員手帳は配らないのか?」


 えええええええええええええええええええええええええええ?????

 あんなもの欲しいいんだ。それじゃ「健全野党」とは言えませんぞ。議員手帳のくだらなさについては以前も書いたが、写真でわかるように「議員手帳 大田区議会」と金文字で印刷された表紙だけが「オリジナル」で、中身は普通の手帳である。大田区に関することは一言も書いてない。

 この手帳が最も効力を発するのは「女性のいる飲み屋」だろう。呑んでいる席で、おもむろに「議員手帳」を出して、スケジュールの確認をするふりをする。すると、傍らでお酌をしている女性従業員さんが「えっ!議員さんなんですか!!ステキ〜」などと奇声を発する。センセイはご満悦そうに「うん、まあね」などとのたまう。ああ、いやだ、いやだ!

 この手帳には一冊あたり2500円もかかっているのだ。一昨年までは50名全員に配られていいたが、私が「くだらない」と言い続け、昨年からは「希望者」だけになった。

 手帳ぐらい自費で買えよ。それも、こんな無意味な「表紙だけ」の手帳が欲しいのかい。主張には相違があるが、勉強しない某党と某党の区議より余程ましだと思っていたのに、そんな質問しちゃダメじゃん!

 事務局からの「答弁」は、「今年の分はありません」だった。来年からは全廃せいよ。

 新しい議員バッチも配布され、どこの政党の新人だが忘れたが、嬉しそうに背広につけていたので、先輩風をふかせてご注意申し上げた。「まだ議員じゃないから、つけちゃダメだよ」と。新人の任期は5月1日からであるし、まだ選挙の異議申し出期間が終わっていないからである。

 今期も私の議員バッチ着用基準は以下のとおりである。

1.区議会の本会議、委員会などに出席の場合
2.公の式典、行事に出席する場合
3.街頭演説などの場合
4.他の自治体への出張、学会出席などの場合

 上記以外は、今までどおり議員バッチを着用しないこととしたい。また、区役所内では「センセイと呼ばないで議員連盟」のメンバーとして、これからも「いぬぶしセンセイ」と呼ばれることをご遠慮申し上げる。「いぬぶしさん」または「いぬぶし議員」と呼んでいただきたい。

 そのことが、「議員」を特権的と思わせない第一歩であると思っているし、自らへの戒めでもある。

 若い新人区議が、街頭で訴えていたことを数ヶ月後には忘れ、議員バッチを着けて飲み屋に出かけ「センセイ」と呼ばれ嬉々とし、区民の税金でヨーロッパ旅行に出かける姿を、今期こそ見ないですむよう、頼みますよ!新人のみなさん。そろそろ、マトモな大田区議会にしよう!


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