いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年04月25日(月) 開票日!6363票、区内3位、六郷地区トップ

 今日は開票日。大田区は3回前から即日開票をやめ翌日開票にした。深夜残業による職員の残業手当が高額なため、その費用対効果を考えてのことだ。候補者の立場からすれば、当日に結果が知りたいが、有権者や納税者の立場からすれば「それほど急ぐこともない」だろう。

 さて、開票は朝8時半スタート。最初の発表は9時40分ごろらしい。選挙事務所には、妻が8時前に出かけ私は9時すぎに到着した。開票所には選対の方が4名出向いて開票作業を見守って下さっている。ドキドキする時間である。

 午前9時50分頃、インターネットの開票速報を見ていた妻が叫ぶ。

「いぬぶし2000、山崎1000、いさじ1000、田村1000」いずれも同じ六郷地区から立候補している議員である。事務所の外には各候補の得票速報値が記載できるボードが用意されている。

 さっそく、この数字を書いた。区議の当落ラインは毎回2700票ぐらいなので、3000票あればバンザイなのだが、2000では心配だ。前回はここから伸び悩み、当選決定まで辛い時間を過ごした。

 事務所で待つのも手持無沙汰なので駐車場に行き、1週間お世話になった宣伝カーの「いぬぶし」という看板を剥がし始めた。公職選挙法で選挙期間中以外は、公職にある者又は候補者名が類推出来る文書図画の掲示、配布が禁じられているからだ。

 そんなことをして時間を潰していると妻から携帯が鳴った。

「6000票出たよ!」嬉しくて半ベソでの電話だ。急いで事務所に戻ると、大騒ぎになっていた。同じ地区の候補者は、みな2000票である。6000票を超えているのは3名のみだ。

 どうしちゃったの??いったい何がこれほど評価されたのだろうか。しかし、とにかく当選は確実となった瞬間だった。

 開票がほぼ終わると、6363票で確定。50名の当選者中3位、六郷地区ではトップでの当選だった。そして驚きは、以前は一度も取材を受けたことがなかったが、地元のケーブルテレビが取材に来て、国政選挙ではお馴染みの「バンザイ」の瞬間を撮影し夕方放映された。

 同じ六郷地区から立候補した現職1名(民主)、新人(自民1、公明1)も無事当選された。

 当選者の内訳は、自民16名(現職1名落選)、公明12名(全員当選)、民主6名(現職2名、新人7名落選)、共産9名(全員当選)、生活者ネットワーク2名(全員当選)、緑の党、たちあがれ日本、無所属(いずれも現職各1名当選)、みんなの党(民主党元職1名新人1名)。

 残念なのは民主党で「マジメに議会に対応していた議員」2名が落選し、どちらかというと議会改革とは縁遠い方々が残ったことだ。新人3名がはたして、議会改革に取り組めるのか、または先輩を見習って「フツーの議員」になるのか、見ものである。

 また、自民党から二人のドンが消えてしまい誰が「サル山のボス」になるのかが注目だが、誰がなっても残念ながら14万人の区民の信託を受けた松原忠義区長の「親衛隊」になってしまうのだろう。

 そして、自民、公明で28名、議会の過半数を占めた大田区議会は、またまた4年間「すべての議案に賛成」の、区長やお役人と「仲良し」議会となることが決定的になってしまった。

 変わろうぜ!大田区議会!大田区役所!新人議員の皆さん、先輩に騙されないで、政党の論理ではなく、区民のために「バッチ」を活かそうよ!

 なお、公職選挙法の不粋な規定により「当選いたしました。ありがとうございます。」やら「ご支援に感謝します。」などの文言は禁止されているので、ご理解いただきたい。


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加