2011年02月05日(土) |
永井敬臣前議長、自民党二度目の除名処分!区長選へ |
今日は、気の置けない仲間と甲府方面にバス旅行に出かけた。バス満席の仲間は、私が「議員」だということはまったく関係のない人々である。日教組の教員が一人でも学校に在籍すると、校長の学校運営がやりにくくなるのと同じで、仲間意識でお付き合いしている会で一人でも「議員」扱いをされると、途端につまらなくなってしまう。以前書いた「ボーリング事件」などは好例である。
温泉につかり、バカ話をし、B級グルメを食べ、ビールを飲み、まったく楽しい日帰り旅行だった。残り少ない「戦いの日」までの、暫しのリフレッシュになった。いや、呑みすぎちまった!
帰宅するとビックニュースが飛び込んできた。仔細は休日のためわからないが、今日得た情報をお知らせする。
1.自由民主党の大田総支部の会合が持たれたこと 2.その席で、最近の永井敬臣区議会議員の松原区長(自民党)批判や、区長選出馬発言について問題である、との議論がなされた 3.上記の結果、10対8により、永井議員を除名処分とすることが決定された 4.10名のうち7名は「旧河津派」の区議、残りは平代議士、石原宏高前代議士、鈴木昌正都議の3名である(鈴木章弘都議は欠席らしい)
いやはや、相変わらずきな臭いグループである。以前も、中西一善元代議士を応援するグループと、そうでないグループが対峙し、「除名」「離党勧告」などという騒ぎまで起きた。そのうえ、自民党大田区議会の会派が二つになり、さらに三つになり、また二つ、そして三つ、さらに二つ、とめまぐるしかった。
いまだに、自民党大田区民連合という会派の控え室は、二つに分かれたままである。そして、現在の松原区長の区政運営が、役人主導で「民間出身」とは名ばかりではないか、と主張していた反区長派と、区長の弟や区指名業者の関係者がいる親区長派と対峙が続いていた。
自民党に限らず公党というのは多かれ少なかれ「サル山」のようなところがある。誰がボス猿か、新たなボス猿に忠誠を誓えないサルは追放される等、そっくりだ。まあ、人類自体がサルが進化したものだから、似てくるのは当然かもしれない。
そんな中、松原区長には任せておけない!と、まず、区議2期目の湯本良太郎議員が、さっさと自民党を離党して区長選挙への出馬を表明したのだ。
同様に、区長選挙を狙っていた永井議員は、自民党の二連ポスターを相変わらず掲出し「そのうち表明する」と、明言を避けつつも、地元では「松原区長批判」を繰り返していた。
そこで、親松原区長派の「堪忍袋の緒が切れた」のだろう。めでたく(?)除名処分となった。
本来、松原区長を推薦した自民党区議らがすべきは、あまりにも役人主導で財政を無視した「素人区政」を、議会という強い権能を使って是正させることであるはずだ。
しかし、残念ながら「地元」から「いい議員」をいう評価を頂くためには、区政改革よりも「区長と親しい」という幟のほうが受けがいいことも事実である。ましてや「地域代表」色の濃い自民党区議にとっては、なお更であろう。この政治風土、文化を変えないと「真の地方自治改革」は成功しないだろう。
さて、永井議員も除名により、いよいよ区長選への準備をすすめるだろう。いまのところ、3名が名乗りをあげている区長選挙だが、宇佐美登元代議士も蓮沼駅前に事務所を開設するなど、その動きがわからない。
候補者が増えれば増えるほど、現職が有利になるのは選挙の常であり、区長陣営のお役人は「宇佐美様、様!是非ご出馬を!」と祈っていることだろう。
各候補の横顔(出馬表明順)
松原忠義:宇都宮徳馬代議士秘書→区議→都議→区長
湯本良太郎:都議秘書→区議
永井敬臣:自営業→区議(議長)
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