2010年09月22日(水) |
またかよ!看護師免許原本紛失@大田区役所 |
本日は昨日に続いて区議会保健福祉委員会があった。いくつかの所管事務報告の中でも、際立って問題なのは「看護師免許原本および添付の戸籍抄本、住民票の写し紛失事件」である。
これは、区役所糀谷・羽田地域健康課において看護師免許の訂正を昨年11月に申請した区民からの指摘で発覚したものだ。看護師の免許については厚生労働大臣又は都道府県知事が発行するが、その再交付などは自治体の保健所で受け付ける。
ところが、この申請については、授受簿にも記載がなく、受け付けた事実すら確認できなかったという。そこで、添付書類である戸籍抄本、住民票の写しの発行記録から「申請があった」と推定し、区側が紛失したと謝罪。再発行の手続きをとった、との報告である。
この問題は、さる6月の委員会においても、2件の紛失が同じ糀谷・羽田地域保健課で発生した旨の報告があり、その際も「再発防止と徹底調査」が約束されたが、また、である。
同じ場所で、同じ書類が3回も紛失すると言うことは「同一人物」による属人的な問題である可能性が大である、との私の質問に、課長は「そのとおり」と答弁された。
3回もなくす職員もアホだが、それをチェックできない庁内の書類管理体制は、さらに問題である。また、前回紛失の際に要望したのは「他に申請した方」に対する注意喚起を、医療機関、医師会などを通じて行うべき、ということだたが、どうやら行っていなかったようだ。
私の質問の後に質問した公明党の良識派区議は問題の本質をついていた。
3度も同じ人間が、書類も残さず失くすということは、故意を疑うべきではないか。
それに対し課長の答弁は
日ごろの勤務態度からして、そのようなことは考えられない‥
大体、何か事件がおこると上司や学校長は、全国共通に「同じ弁明」をされる。今回の事件が、そうでないことを祈る。
区民の皆さんには、区職員に何か書類を預けたら「預り証」を貰っていただきたい。「そんなものは無い」といわれたら、原本のコピーを取り、そこに所管課の受付印を貰うことをお勧めする。また、区職員に何か不明なことを質問して回答を得たら「所属、氏名」を確認し、その返事を受けた日時を克明にメモしていただきたい。
そのような事により、公務職場にも緊張感が醸造され、ルーチンワークでのケアレスミス、「言った言わない」の押し問答が激減するはずである。
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