2010年09月12日(日) |
対空火器VADSとの格闘の一日@第六基地防空隊 |
予備自衛官訓練3日目は、第六基地防空隊という基地防空を専門とする部隊で行われた。予備自衛官を有事にどのように使うかは、いまだ明確ではない、と書いたが、現場サイドでは「基地防空」に使う、というのが一般的のようだ。
基地防空隊は、全国の航空自衛隊の基地、レーダーサイト等の防空能力向上のため創設された部隊だが、予算上の問題もあり、現在では各航空団にのみ配置されている。通常勤務している要員だけでは、すべての火器を運用できない、という有事には「手助け」が必要な部隊である。
例年、この部隊で半日程度の訓練を受けているが、今年はなぜか小銃の「実弾射撃」が中止され、時間的に余裕が出来たからか、丸1日、ここで訓練を受けた。主たる訓練が、VADS(戦闘機のバルカン砲を地上におろしたもの)の展開、撤収、射撃訓練(シュミレーター)だ。
しかし、この火器に限らず、兵器は金食い虫である。VADS(バッズ)の弾は一発6000円、1分間に千発以上撃つことができるので、一分で600万円也!!!!!
シュミレーターは、プロネタリウムとゲームマシンを合体させたような装置で、航空機の航跡を映し出し、実際のVADSにより追尾する。アナログの映写機を使用しているため、たびたび故障する。ゲーム機メーカーに発注したほうが、余程、本格的なものが作れるのではないだろうか。
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