2010年09月09日(木) |
みずほ銀行さん!7223万円間違っちまった! |
本日は、16日から始まる第三回定例会の「議案送付日」である。与党の交渉会派(所属議員3名以上)には、議案送付の前に「勉強会」と称して、担当理事者(管理職)から、議案の内容が詳細に説明される。地方自治法で禁じられた「事前審査」の疑いもある行為であるが‥
与党でもない(らしい)、交渉会派でもない私が議案を知るのは、本日議案書が届いて初めてである。一つ一つめくると、出てくる出てくる疑問と疑惑が。その中でも、お茶目というか、バカというか、あきれた補正予算があった。
総務管理費 償還金。利子及び割引料 7223万9千円 普通預金の利子返還
と、補正予算の事項別明細書に書いてある。なんのこっちゃ。我々、フツーに暮らしている民間人にとって、普通預金の金利が7200万円もつくことは皆無だし、ましてや、利息は返すって‥????
どうやら、事情は以下の通りである。
大田区の公金収納機関として指定されている、みずほ銀行蒲田支店には、あらゆる公金の出入りを管理する「公金管理口座」の普通預金がある。そして、この口座の利息は、通常の通帳とは違って、手計算で算出して、年2回大田区に支払っているのだという。
ところが、なぜか、5年前から、金利を二重に支払ってしまっており、大田区職員が今年になって、それに気づき発覚し、返金することになった。
ふう〜、みずほ銀行といえば、我が国を代表するメガバンクである。閉店後、残高が1円でも違えば、残業してでも問題を見つけると言われる銀行で、7200万円を二重払い?????????それも5年間、こちらが指摘するまで気づかなかった??そんなバカな!!
さらには、毎年、決算処理をしている大田区職員、会計管理室、監査事務局が、例年より「倍増」している利息の残高に「おかしい?」と、チェック出来る職員がいなかったことも情けない。「区民は間違えるかもしれないが、国や都、まして、みずほ銀行が間違える訳がない」とでも思っていたのだろうか。
自治体会計は、お小遣い帳と一緒で「単式簿記」である。企業会計であれば、5年前まで遡って、財務諸表を作り直し、修正税務申告をしなければならないが、お小遣い帳では、そんなことをする必要がない。
補正予算を組んで「お返し」すれば終わり。それでいいのだろうか?公金収納機関としての信頼性に疑義はないのだろうか。課徴金でも取ってやれば、と思うのは貧乏人の発想か‥‥
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