いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年06月28日(月) またかよ!小学校でUSB紛失by大田区教育委員会

 お役所や学校、教育委員会の隠蔽体質については、何度となくこの日記に書いている。が、当のご本人たちは「隠蔽ではない」と、散々「公開しない理由」を述べる。この「いい訳」には、区民から信託を受けている公務員としての自覚が欠落している。

 今回「不幸にも」私にバレてしまった「隠蔽」は、私の地元の区立小学校でのUSB紛失事件である。以下、事の概要である。

この小学校では、USBとパソコンを同じ保管庫に保管していた。使用するには、簿冊に記入し、副校長が持っている保管庫の鍵を借用して、保管庫から出さなければならない。

5月にある教員が、USBを使用しようと保管庫を開けたところ、1本の紛失に気付いた。このUSBは、同じ教員が、学年便りの編集に使用し、データーを消去して、保管庫に返納した事実は簿冊で確認されている。

 というものである。問題はいくつかある。

1.副校長が保管している「はず」の鍵は、彼のデスクの無施錠の机に入っており、誰でも簡単に借用することが出来たこと。

2.パソコンとUSBは同じ保管庫に保管されており、パソコンを持ち出す時には、誰でも「自由に」USBを持ち出すことが出来たこと。

3.5月下旬に発覚したにもかかわらず、本日まで公表せずに、6月15日の所管である、区議会こども文教委員会にも報告されていないこと。

 報告、公表していないことにつき教育委員会指導課では、以下のようにコメントしている。

USBの情報は、すべて削除した後に返納されたことが、簿冊で確認されているので、個人情報の流失はないと考え、報告、公開はしていない。

 これまた、性善説である。確かに、USBの情報は削除され返納されたかもしれない。が、USBを保管庫から持ち出した人間がパソコンから個人情報をこのUSBにコピーして持ち出したことは、否定できない。(認証USBなので、私物のUSBではデーターのコピーが出来ない)

 さらに問題は、規則を教えるべき学校において、物が紛失したこと(盗難?)、それを1ケ月も「校内を捜索している」との詭弁で逃げること、である。

 駄目なことは、教員であろうが、児童生徒であろうが「ダメ」と言い続けることが求められている。北海道教員組合や山梨県教員組合、横浜市教員組合、など教員の脱法行為が目立つ時だからこそ、不審な出来事には即刻対処すべきである。

 外部から侵入の形跡がないとの理由で、警察への被害届もしていない。順法精神と、税金で購入した物品(官品)に対する甘い認識が、教育にも表われないといいのだが‥

 「あなたらしければいい」という、無責任教育の結果「責任転嫁」と「依存体質」の国民が増殖してしまった、と言ったら言い過ぎだろうか。

 日々、真面目に職務に取り組んでいる大多数の教員、公務員のためにも、アホ教員、公務員をあぶりだす必要がある。ただし、事業仕分けのような「政治ショー」は御免だ。


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