いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年05月01日(土) ある区内私立保育園での感染事件顛末

 一昨年の10月、大田区内の私立保育園において腸管出血性大腸菌O111(オーいちいちいち)の集団感染事件があった。当時、私はこども文教委員会委員として、所管課から、本件の報告を聞いていくつかの質問をした記憶がある。
こども文教委員会議事録 

 記憶をたどってみると、こども家庭部、保健所と、なにか後手後手にまわり、また、情報も「個人情報」と「風評被害」の名のもとに、詳細は議会にすらすべてを公開はされなかった。

 言い訳になってしまうが、当時の印象としては、食中毒のいささか重いもの、ぐらいの印象が、議会での認識ではなかったかと思う。特に、病理学を専門に学んだわけではない区議会議員の限界であったか。

 ただ、その中で、看護師として臨床経験の多い金子悦子議員(共産党)は、執拗に大田区の対応について質問していたのが印象的だった。

 さて、なぜ、いまさら2年も前の感染症事件と持ち出すのか、と言えば、過日、わたしのメールアドレスに「告発サイトを作りました」との題名のメールが届いたからだ。

 私のメルアドには、日ごろの過激(?)な発言からか、大田区職員は無論、区民や、全国から「内部情報」「告発もの」「陳情」などの情報が山のように寄せられる。勿論、なかには如何わしいもの、組織内の人事上のトラブルなど、区議会議員が関与すべきでない性質のものも多く含まれている。この「仕分け」は結構大変である。

 今回お届けいただいた「告発サイト」は、私の知る限りの「事実関係」において、時系列といい、区職員の役職名といい、事実に基づくものと信じるに足ると思われるので、あえて、ここで公開する。

 二度とこのような事件が発生しないためにも、また、区議会が「監視機能」を果たすための警鐘となれば、との筆者の想いに応えようではないか。
以下、筆者からのメールと、サイトである。

このたび、大田区役所がひた隠しにする集団感染事件を追ったルポルタージュを書き上げ、下記のサイトで公開の運びとなりました。日本全国で年間3500人から4000人もの感染患者を出す恐ろしい腸管出血性大腸菌とその集団感染事件の全容を描いております。
情報公開条例に基づく公文書の開示、関係者への取材を重ね、恐るべき腸管出血性大腸菌の集団感染の実態、重症化していく患者の闘病生活、そしてそれを必死に隠す大田区職員の醜態を描いたものです。また、医療・衛生、食の安全、地方自治、保育問題、福祉施設の安全管理、そして流行語となりつつある危機管理の実態など、多くの視点からの考察も加えました。
今のところ、途中段階までしか公開しておりませんが、今後徐々に更新を続けていく予定にしております。


サイトはこちら

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