2010年04月30日(金) |
いやたまげましたな!京浜急行ファンの多いのには |
先日、京浜急行連続立体交差事業によるダイア改正で「京急蒲田駅通過」の「新エアポート快特」について、この日記で「ふざけるな京急」と書いたところ、すさまじい数のアクセスとお叱りや罵倒のコメントを頂いた。実にありがたいことだ。
なぜなら、私の政治的手法は「静かな水面にデカイ石を投げ込んで騒ぎにを起こし、議論する」というものだからだ。特に、今回は、京浜急行社員からも多くのアクセスを頂いたがそれよりも、都内はもとより、全国の大学内のパソコンからアクセスしコメントを書いてくれた大学生や研究者が多かったことは、特筆すべきことである。
普段、つまらない政治学や、現実離れした地方自治政策などを学んでいながら、自治体の政策などに無関心であろう若い学生さんが「京急通過」という論点から、地方自治や地方議員の活動に対し、たとえ批判的であっても興味を持っていただいたことは、大いに評価できることだ。
アクセス元が、鉄道ファンのサイトや2チャンネルであったので、多くは「鉄道ファン」としての立場なのだろうが、どうか、この情熱で自分が住んでいる自治体の議員や政治、予算に興味を持って頂きたいものだ。
ただし、多くの地方議員は私のように、図々しくないので、あまり過激にコメントするとサイトを閉じたり、ブログ記事を消してしまうことがあるので、ご注意願いたい。実際に、大田区でも、二人の議員が「京急通過反対」のブログ記事をアクセスにたまげて削除してしまったようだ。せっかく情報発信をしようとする数少ない議員が、発信を止めたり「当たり障りのない記事」だけを書くようになっては、意味がないだろう。
さて、連休でもあり、しばし書き込みをサボっていたら、「逃げている」旨の書き込みが多くあったので、少しばかり今回の騒動について書いておこう。
4月28日に、大田区は「京急蒲田駅通過問題対策本部準備会」を立ち上げ、今後、松原区長を本部長とする対策本部を設置することとした。また、自治会連合会、大田区商店街連合会、地域のまちづくり協議会などが中心となって「京急蒲田駅通過反対区民協議会」を設置する動きもある。
さらに、この行政や区民の動きと連携するとして、大田区議会では、4月30日、交通問題調査特別委員会を開催し(私は委員でないので詳細はわからない)、同日、田中一吉委員長以下11名の委員と永井敬臣議長が京急本社に出向き、社長宛「申し入れ書」を持参した。
なお、24日の区長、副区長の視察中止以降、京急の社長、専務が区役所へ区長を訪問しているが、区長は面談していない。
普段、地域社会とは関係なく活動されている鉄道ファンや、京浜急行関係者には、多分、地域の商店主やまちづくりに苦労されている人々の想いは伝わらないだろうが、上述したことが、今、京急蒲田駅問題での動きである。
決して、いぬぶしという「品のない議員の暴走」でもなんでもない、区議会と区当局、地域の想いであることをご理解願いたい。そして、今回の「ネット炎上」を契機に、48名いる大田区議会議員が、日ごろ何を発信しているのか、又は、発信していないのか、主権を持った「主人」として、監視していただければ、この炎上はおおいに意義があったと感謝すらする。
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