2010年04月24日(土) |
開発・観光対策特別委員会 |
昨日は、区議会開発・観光対策特別委員会が開催された。産業経済部からは、いつものとおり「羽田空港国際化記念事業」についての笑い話の報告が繰り返された。
この事業は、昨年8月から本年3月まで、区内のイベント会社に3360万円で委託されていたのだが、その内容たるや「誰に何のために、何を訴えるのか?」がまったく不明なため、私を含め与野党の議員から疑問視されていたものだ。
区側は、当初のプロポーザルは「参考にすぎない」ので、その内容と契約内容は違うと強弁していたが、昨日の委員会では突如「プロポーザルとの差異」を具体的数字で示してきた。
私は、まず、野田副区長以下が与党会派のみに「理解を求めに行った」事実をあげ、非公開での場での議案事前審査を禁じる法の精神に反し、民主主義に対する冒涜である、と質問した。
それに対し、伊藤産業経済部長は「円滑な予算執行のため、与党会派に説明をした」と、まったく質問とかみ合わない答弁で逃げた。もはや、事前協議で議案をとおす密室行政は終焉を迎えたことを理解できない哀れさである。
さて、その国際化記念事業。当初は「契約どおり支払う」といっていた区側は、契約額に「40万円の余り」が出たので減額するという。あまりに、議会がうるさいので「少し泣いてくれ」と業者に頼んだような金額だ。
ちなみに、映像だけで、目的不明の大田映像紀行の作成に7299000円也。内訳は、DVD策定業務(?)1216000円、DVD制作費4780000円、DVD作成費1303000円だそうだ。(いずれも税別) そのうち、DVDの字幕を3ケ国語に翻訳する業務に50万円が計上されているが、それこそ、あんな10分程度のものなら、観光大使を任命しているのだから、翻訳してもらえばいい。相変わらずあきれる金銭感覚である。
つづいて、効果不明のミニ幟2000本などのキャンペーングッズ作成には350万円使ったそうだ。また、HPを作る予定だった「WEB作成」には、144万円を支払っている。
これが144万円也のWEBページである。
効果不明の羽田空港内で行った「パネル展示」には、3日間で380万円の「ご請求」。結構なお値段ですな〜
国の事業仕分けよりも、このような田舎役場の事業仕分けを全国1700余りの自治体で行えば、総額100兆円を費消する地方財政の無駄は、消費税値上げより「宝の山」である。ただし、行政と仲良しこよしの業者には、大打撃となるが‥
頑張れ、意味不明の「国際化記念事業」!!!!!!
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