いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年04月20日(火) なぜ、この人はこれほど強い!梅沢千雅子さん

 毎週火曜日の朝は経営者モーニングセミナーという勉強会に出席している。朝といっても早朝6時半開始。役員である私は6時には到着していなければならない。なぜ、そんな早く。理由は二つ。ひとつは経営者は忙しいが、まさか早朝6時半からアポイントはあるまい。

 経営者の出勤が早い会社は伸びている、というデーターがある。社員より遅く「重役出勤」するような経営者になるまい、というのが二つ目の理由である。

 さて、本日のモーニングセミナーの講師は、はるばる大阪から車でお越しいただいた梅沢千雅子さん。容麗の美女が講師席に座っている。講師と呼ばれる女性には、自分の容姿で売っている種類の方も多くいるので、その類かた一瞬思ったぐらい普通の方であった。

 ところが、登壇される姿は介助役に支えられてやっとという感じで、講演は着席だれて、という状態である。一体、彼女は何者?スタートから眠気を払拭される展開だ。

 梅沢さんは、バブル華やかな頃、不動産会社の宅建主任者だったそうだ。昭和63年長女を出産するとリウマチで倒れた。原因不明の若年性リウマチ。一時は症状が和らいだが、次女の出産で再発。40度の熱が出て、全身の激痛で食事も出来ず、身長は10センチも低くなった。

 家事も育児もままならず、夫とも離婚。身体障害者1級となり、家にこもった。その途上、自殺未遂を行ったが、母が発見して一命は取り留めた。母の「何もしなくていい。寝ていてもいい。ただ生きていて」という言葉に3励まされ、再起を図る。

 9年前に日本画家に押しかけで弟子入り。努力して素晴らしい作品を創作するも、骨折などにより、また挫折。しかし、またまた偶然にも、アール・グラージュという作法の絵に出会い、再び画家としての道を歩み始める。

 彼女は語った。あの自殺をしようと思った時の私と、リウマチの激痛は何も変わっていない。変わったのは、私の心だ。

 肉体の崩壊、精神の崩壊、経済の崩壊、という三重苦を経験したけれど、
神様から頂いた体。生きているだけで人はみんな輝いてい。感動と、一歩踏み出すことで変われる。

 痛々しい体で、一生懸命講演してくださる彼女の姿に、健常者の我々は、なんとも恥ずかしいことか。

 心のバリアを取り除けば、人はなんだって出来る。そう語る姿を、派遣村や、生活保護に安住する健常者の方に見ていただきたいと思った。

 人は無限の可能性を持っている。私の生き方が誰かの希望の光になってくれたら、と彼女を語る。無限の可能性を消してしまう1、わが国の福祉政策には、誰がなんと言おうと反対である。

 ガンバレ!梅沢さん!ありがとう感動を。

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