2010年04月18日(日) |
民主主義を愚弄する大田区産業経済部 |
先日来、大田区産業経済部の「羽田空港国際化記念事業」に対する議会対策について書いてきた。「如何わしくない」のなら、正々堂々と議事録の残る委員会の席上で話せばいいものを、聞き分けのより「与党会派」にのみ、副区長まで動員して「言い訳」行脚(?)は、情けなさを通り越して哀れである。
先週、常任委員会が終わって議会事務局の前を歩いていると、産業経済部長、観光課長、国際化担当副参事の行脚行列に出会った。「よかったね!週刊誌は記事にしないって!」と、部長と課長に激励の言葉をかけたのだが、嫌そうに去っていってしまった。
その後、ある与党会派の部屋にコーヒーを恵んでもらいに行くと、いました!行脚軍団が、一生懸命に説明している。そこで、一言「後ほど説明にうかがいます」とでも言えばいいのに、彼らは、私や日本共産党の部屋には来ない。
自民、民主、公明の区政与党三党に「ご理解」いただければ、議会なんぞ怖くないからである。確かに、議会制民主主義の基本は「多数決」である。
が、だ。それは、議会で議論を尽くして、喧々諤々の結果、どうしても合意に至らなかった場合は、止む無く「多数決」で決する、という意味であって、最初から「多数派工作」をして、議会を形骸化することは、民主主義に対する冒涜とも言える。
長い間、地方自治でも国政でも「政官業」の「仲良し配分システム」が機能するためには、議会外でも「事前調整」が慣例だったのだろうが、もはや、そのような時代は終わったことを、大田区のお役人も議員も認識する必要がある。
東京都議会における民主党議員の活動や発言は、「まだまだ」であると思っているが、それでも、石原都知事与党だった民主党が、数に頼って知事提案に「対案」を出し、なんでも「賛成」から転換したことは、世界最大の地方議会の存在を示したこととして評価されよう。
いよいよ、統一地方選挙まで1年を切った。来年の4月に有権者は、「事前調整」のお役人型を選ぶか否か‥
良い政治は、よい有権者、国民から
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