2010年02月26日(金) |
緊張感のない第1回定例会本会議 |
今日は、第一回定例会2日目である。この定例会は予算議会で、3月25日までの32日間というロングランである。今日は、各交渉会派の代表質問があった。代表質問が出来るのは、所属議員5名以上の会派5つである。
が、代表質問にしては、あまりにも瑣末な、又は「代表」という名に値しないような質問のオンパレードに議場は、沈黙の時間が流れる。そもそも、代表質問とは、政治家たる区長に対し、様々な政策的な理念を問う場面であるはずだ。
政治家たる区長の理念や考えを聞くのだから、答弁原稿など区長には必要がないはずだが、実際にはお役人作文の答弁原稿を、下を向いたまま棒読みされる答弁は残念だった。松原区長は、ご自身の言葉でしゃべれば、とても分かりやすい語りをされるのに、多分、取り巻きがそれを許さないのだろう。
また許しがたいのは、自分の上司たる区長が、区民代表の区議会議員に、真摯に答弁している神聖なる議場で、区管理職たる部長たちが寝ている姿である。議場で、ある瞬間、区長の答弁の時間に寝ている管理職の数を数えたら、10名を超えていた。
ちなみに、最も「お休み時間」が長かったのは、東京都から出向の女性環境清掃部長と、私が選任同意に大反対した教育長だった。彼らに共通するのは、「部下の数が多い」ということだ。環境清掃部長は、現業職たる清掃職員の、また教育長は、学校教員、学校職員のトップである。数多い部下の指導でお疲れだったのだろうか?
教育長の両隣には、元区立学校長で現私立高校々長の教育委員長と、行政職員の教育総務部長が「鎮座」していたが、お二人とも、無論、起きていらした。確かに、寝たくなるような質問もある。が、議会である。議員が寝ていても、理事者たる管理職は寝てはいけない。前政権では見られなかった「緩み」の光景でもある。これでは、職員や教員に不祥事が起きてもやむを得まい。
この緩みが、現場の不祥事多発に繋がる、と言ったら言いすぎだろうか。まだまだ、発覚する不祥事があるよ‥
さて、質問のエポックは、政権与党になった民主党の代表質問である。大田区も事業仕分けをすべきで、するなら、国で実施した事業仕分けの「構想日本」の加藤氏の指導を仰げ、とおっしゃる。
そこで、いぬぶし、やじった。「これから予算議会だ。区議会が機能していないから、事業仕分けをしなければいけないのだ。」「なんでも議案に賛成するな!」と。
あの民主党のパフオーマンスたる事業仕分け、なかでも、謝蓮朋議員の顔は、二度と見たくない。大田区でも、あれをやるというのだ。では、区議会はなんだ。これから32日間行う、予算特別委員会、これこそが「事業仕分け」ではないのだろうか。
区側の提出する事業や議案に「常に賛成する」大田区議会民主党では、とうてい、議会での「事業仕分け」は無理だな。情けない!
にほんブログ村 ↑お手数ですが上下両方クリックして頂くとランキングがあがります!
|