いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年02月19日(金) 祝 25年目の大学卒業

 いささか問題を抱えて、我ながら珍しくへこんで帰宅すると、放送大学と書かれた封筒が届いていた。恐る恐る開封する。ヤッター、今学期履修していた科目は、すべて「A」で合格。放送大学の卒業必要単位124単位を2単位超える、126単位を取得し、3月の卒業が決定した。

 思えば、19歳で米国の「誰でも入れる」大学に入り、中退。帰国後、上智大学の社会人教育の「コミュニテイカレッジ」で、学ぶ楽しさを覚えた。そして、昭和60年、特殊法人として放送大学が設立されると、第一期生(多分)として入学。

 企業戦士としての合間に、学校に通った。そして、退学。再入学、退学を繰り返し、25年目にして卒業となった。一度も放送授業を聴かないで単位認定試験で合格になった科目も相当数あるが、もはや時効として、お許しいただこう。また、一般の大学と同じ授業を受ける「面接授業」では、多くの素晴らしい先生方に出会えたことも収穫だった。以下、年度毎の単位取得状況である。

昭和60年:14単位。昭和62年:4単位。平成8年:6単位。平成16年:13単位。平成17年:15単位。平成18年:19単位。平成19年:23単位。平成20年:21単位。平成21年:11単位。

 せっかく、学びの習慣をつけたので、4月からは、放送大学大学院文化科学研究科社会経営科学プログラムの修士課程に進むことにし、すでに入学試験に合格している。

 放送大学の大学院は、学部卒業とは関係なく、科目履修が出来るため、修士課程修了のための30単位のうち、ダブルスクールで14単位は既に取得済みなので、修士研究指導(論文など)8単位を除くと、残り8単位(4科目)履修で、大学院終了となる。

 我が国を代表する有名大学を卒業した知り合いからは「いまさら何を学ぶ」と言われ、都庁のお役人さんからは掲示板に「中卒で自衛隊に入って、通信制大学」とバカにされた。

 が、放送大学に学び、様々な他の教育機関の生涯教育の講座などを受講し続けて思うことは、上述の方々の「学び」に対する、貧祖な発想である。

 学ぶことは、それ自体が楽しみであるはずが、いつのまにか、いい職業につくための道具、自信のない人生に箔をつためのもの、と勘違いするようになってしまったようだ。

 放送大学では、教授より高齢の、また、その分野での権威ある方々も、謙虚に「学生」として学んでいる。人生の先輩である、これらの同窓生の姿を見るにつけ、大いに励まされたものだった。

 ありがとう! The Open University of Japan!

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