いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年02月17日(水) オリンピック、二人の選手に見る国家

 どこのチャンネルを回しても、オリンピック一色である。日の丸を背に世界の強豪と戦う姿に異をはさむつもりはないが、選手のプロ化には、いささか疑問を持っている。

 そんな中、スノーボードの国母選手が、だらしない服装と、発言のふてぶしさを指摘され、所属団体から「推薦取り消し」と言い渡された。さらには、自衛官の父親は「次回の五輪には出場させない」と断言した。

 毎日、礼節と規律に生きる父親としては、あの映像は「屈辱」以外、何者でもなかったに違いない。幼いころから、スーパー選手としてチヤホヤされ、社会性の教育を受けてこなかった結果であろう。哀れである。また、国家の代表としての自覚のかけらもないことは、真に残念である。北朝鮮や中国の代表選手であれば、即刻「収容所」送りだろう。

 さらに、もう一人気になった選手がいる。こちらは国母選手とは違って、マスコミはベタ褒めのフィギュアスケートの川口悠子選手である。日本国内では、オリンピックに出場できるペアの男性がいない、との理由でロシア国籍を取得した。その決断に、多くのマスコミ、そして国民も好意的である。

 はたして、国籍とは、そのようなものだろうか。その国と運命とともにする決意が、国籍であると思っている。(多くの我が国国民には、それが欠落しているが‥)その意味では、自らがオリンピックに出場するために、日本国籍を離脱したのだとすれば、どうだろうか。

 強引かも知れないが、戦後、日教組教育の最も悪い部分「規律や秩序」よりも「あなたらしければいい」という、自由と我侭をゴッチャにした教育成果、と言っては言いすぎだろうか。

 国母選手には、礼節を、小川選手には改めて国家とは、をそれぞれ問い直して欲しいと思う。そのバーをクリアした時、二人とも選手としても、人間としても大きく成長すると思う。そのことは、きっと金メダルよりも、お二人の人生にとっては重要なことだ、と、いつの日か気づくに違いない。

 立派な競技の姿には、大きな拍手を贈る!

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