2010年01月16日(土) |
石川議員逮捕!哀れかなトカゲの尻尾切り |
小沢一郎民主党幹事長の元秘書だった石川衆議院議員が逮捕された。彼は、早稲田大学在学中から書生として小沢事務所から通学をしていた。彼の先輩である樋高民主党副幹事長、大久保元秘書の弁護を勤める南弁護士、いずれも同じ境遇だった。
そして、この3人に共通する出自は、民主党のある国会議員の紹介という点だ。当時、まだこの国会議員が地方議員だった時、小沢氏との関係強化を図り、国政進出を狙っていた、この議員が大学の後輩である石川、樋高両氏を、また大学は違うが関係が深かった南氏を小沢事務所へ送り込んだ。
南氏は、結婚相手を小沢氏の紹介した女性を選ばなかったことなどから、小沢事務所を離れ、弁護士として独立開業した。(東大卒)
大久保氏もある時から、突如現れ、周囲を威嚇するような目つきと態度でまさに「トラの衣」を具現していた。新生党、自由党(新進党は大きすぎてわからない)時代、党本部でも、都連でも「党首の御威光」がすべてだった。
党本部の「小沢シンパ」の職員や、党首の秘書に対しては、国会議員でも遠慮をしていた。ある会合の席で、大臣まで勤めたベテラン女性議員が、隣席の小沢党首に「政局の行方」を聞きたかったことがある。
しかし、万一怒られてはメンツがたたない。そこで、党首がトイレにたったスキに、同席していた国会議員候補の男性に、聞いてくれるよう頼んだのだ。彼は、党首が席に戻ると聞いた。「政局はどうなりますか?」
小沢党首は激怒して「政局なんていうのは、5回も6回も当選してから考えるものだ。君らは、選挙区を回っていればいいんだ。」党首の離席後、女性議員は、候補者氏に平謝りに謝っていた。
このような状態の人物のお金について「たかが秘書」が、小沢氏の指示や許可なく動かすことはあり得ない。もっと言えば、彼らは「使い走り」に過ぎないと言ってもいいだろう。
ただ、当時から気の弱そうな線の細い印象の、石川君(そう呼んでいた)のこと、特捜部の執拗な攻勢に音をあげたのは、容易に想像がつくし、その結果、最大の「証拠隠滅」である自殺防止のため、身柄を確保したのは、決して「国策捜査」ではなく、小沢呪縛からの「人身保護」であろう。
小沢氏は、その著書「日本改造計画」の中で、次のように述べている。
政治資金制度の改革と同時に、政治資金規正法違反者に対する罰則を強化し、政治腐敗防止制度を確立すべきである。具体的には、違反者を公民権停止処分にし、違反の言い逃れを封じるために連座制も強化する。
これは、他の刑罰とのバランスからいえば、重すぎることになるが、政治家が自らの重い責任を果たすために自分自身を厳しく律する自律・自浄の措置として実施すべきだと思う。
真に正論である。どうか、この著書を書かれた当時の「マトモだった」小沢氏に戻られ、すべてを投げ捨てて、白日のもと、国民の信を問うことこそが、自ら示された「政治家の自律・自浄」の道であろう。
それにしても、情けないのは、自らの当落した頭になり、民主党の国会、地方議員である。これだけ世間が大騒ぎしているのに、みんな「小沢呪縛」で、ダンマリとは。出て来い!マトモな民主党議員!!!!
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