2009年10月15日(木) |
開発・観光対策特別委員会視察 |
本日から2日間、観光・開発対策特別委員会の視察で岐阜県方面へ出かける。議会には常任委員会5つ、特別委員会4つ(今年度)が設置されており、区議会議員(議長、副議長、監査委員は常任のみ)は各1つの委員会に所属している。
そして、常任委員会は2泊3日一人10万円、特別委員会は1泊2日で4万円の予算で、概ねこの時期に視察に出かける。視察先の選定は、何を、よりも「どっち方面」が優先され、方面が決まると、その周辺自治体の「先進的施策」につき、委員会担当書記(職員)が、様々資料から見つけ出し、その自治体の議会事務局に視察を打診するのだ。
ところが、まだこの時期、決算議会開催中の自治体もあり、また、視察ラッショの時期でもあることから、視察先「確保」は、書記さんの努力に負うところが非常に大きい。
何度も書いているが、北海道網走市に異なった委員会で1年おきに視察に行ったことがあるが、出迎えた議長さんは2回とも「網走には大田区さんに誇れるような施策はありません。刑務所でも見て行ってください」と言われた。そして、そのとおり、2回とも網走刑務所博物館を「視察」した。
来週には、都市環境委員会が宮古島、那覇、総務財政委員会が福岡、那覇を「視察」するそうである。宮古島に大田区の「都市環境」に必要な視察項目があるのか、はなはだ疑問ではある。2日目の「ご夕食」は、両委員会合同で那覇市で行われるらしい。
さて、当方の視察は以下のような日程である。
10/15 9:50品川駅集合 10:17品川駅発→12:00名古屋駅着 12:40岐阜駅着 岐阜駅周辺で各自昼食 14:00岐阜シテイ・タワ−43視察「岐阜シテイ・タワ−43と岐阜駅周辺 整備事業について」 15:30視察終了 宿泊ホテルへ
10/16 8:30ホテル発 08:45岐阜駅発→9:00大垣駅 大垣市のバスにて市役所へ。「大垣市景観条例の制定と景観計画について」 11:00視察終了。各自帰京。
まあ、なんのことはない。2日間で合計3時間の視察時間である。初日に少し時間を取れば、日帰りで出来てしまうのだが「予算の関係」で、そうもいかないらしい。また、あまり「早い」集合時間は議員の評判が悪い。
さて、同行する書記さんの最初の「心配ごと」は、ちゃんと集合時間に議員が集まるか、である。一癖も二癖もある人種の団体旅行は大変だ。
12名の議員中集合時間に間に合ったのは9名。共産党1名は品川駅から乗車のはずが、なぜか東京駅に!相変わらず遅刻、突発欠席常習犯の民主党女性区議は「キップを忘れた」とかで、またまた遅刻。一番困ったのは、「腰痛で行けない」と当日の朝連絡してきた区議さん。腰痛はお気の毒だが、もっとお気の毒は、議会事務局だ。
なんと。お役所の旅費規程には「取り消し料」を支出出来る定めがないのだ。当日取り消した場合の、JR指定席回数券は、JR側が全額没収。シテイホテルの当日取り消しは、同様に宿泊料全額を支払わなければならない。ところが、大田区を含め公費では「視察に参加しない議員や公務員」に旅費なり、取り消し料を支給出来る規定がないので、払えない。事務局としては、この金額をなんとかやりくりしなければいけない。せめて、前日までに連絡すべきだった。
まあ、「裏金作りの達人」千葉県あたりであれば「参加したことにして」取り消し料を捻出するのだろうが、その点、大田区は真面目である。
前置きが長くなったので、視察内容は明日に。
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