いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年01月21日(水) お仕事山ほどあります!@お掃除会社、介護施設

 昨年来「派遣切り」が社会問題になっており、越年派遣村の様子がメデイアに載り日本中に配信された。その結果、総務省の坂本哲志政務官が、同省の仕事始めのあいさつで「年越し派遣村」について触れ、「本当に真面目に働こうとしている人たちが集まっているのかという気もした」と述べ、後日謝罪するなどという事件まで起きた。

 私は全面的に賛成ではないにしろ、坂本政務官に近い感想を持っている。たとえば生活保護を見ても似たようなケ−スがある。生涯年金保険料を支払わないで、貯金もしなかった「無年金」の独居高齢者には、扶助費合計月額約165000円が支払われるが、まじめに支払った人には国民年金から月額65000円しか支払われない。

 同様に、真剣に働き口を見つけがんばっている母子家庭のお母さん、時給1000円で週40時間フルタイムで月18万円。それにくらべ、生活保護で「働く意欲はあるが、働かない」母子家庭には月額23万円。(就学児童2名の場合)はたして、この差に働く気になるだろうか。

 さて、最近、親しいお掃除会社の役員、介護施設の役員と話していて奇異に思ったことがある。違う場所、違う時間にお話ししたお二人に共通しているのは「人手不足」であった。

 毎日のように新聞広告を出す、ハロ−ワ−クに求人を出す、しかし、面接に来る人は少ないそうだ。たまに来ても「お掃除」や「介護」をいう仕事を嫌って、自体してしまうのだそうだ。また、蒲田駅周辺の飲食店の経営者、店長に聞くと、同じ話を聞ける。日本人は「飲食」を嫌うので、飲食店経営は、中国人なしには成り立たないとも。

 はたして、報道にあるように「ポケットに150円しかない」時に、仕事を選んでいる場合ではないのではないだろうか。取りあえず仕事をする→
少しずつ貯金をする→レベルアップした職へ転職をする→安定的な生活を手に入れる。

 住民票がないと就職できない、との意見もある。そんな人のために自治体は住居を以前から用意している。大田区でも京浜島に宿泊施設がある。要は、本人がどれだけ「真剣」に現状に立ち向かうかということではないだろうか。

 私は、創価学会の信者でもないし、支持している者でもないが、池田大作氏が記された「人間革命」の言葉は好きだ。「自分が変われば世界が変わる」というものだ。

 政治が悪い、役人わ悪い、親が悪い、出身学校が悪いetc,他人のせいにする言葉はいくらでも出てくる。しかし、同じ環境、同じ国でも、まったく違う生き方をしている者がいるのも事実だ。

 他人のせいにしない生き方、すべてに感謝する生き方を実践したら、きっと「あなたを取り巻く世界が変わってくる」はずだ。私は、どん底を7年前に経験して、本当にそうだと思っている。

 失業して本当に困っている「意欲ある方」は、いつでも相談に来て欲しい。あなたの人生再建のためご一緒に考えよう。

 


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