2009年01月10日(土) |
区民に「早く出ていけ!」by大田区シルバ−人材センタ− |
大田区では、区の様々な仕事を民間委託やら指定管理者として、民間企業や各種団体に委託している。その受け皿のひとつとして、財団法人大田区シルバ−人材センタ−という団体がある。私がいつも指摘している「天下り団体」、「区職員の受け皿団体」の色合いも強い団体ではあるが、高齢者の働き場を作る、というミッションは賛同できる団体である。
さて、その団体が受注している業務に、大田区消費生活センタ−の管理、というものがある。まあ、財団法人大田区文化振興協会がやっている「貸し会場業」のようなものだが、あちらは年収900万を超える区職員と、400万を超える区OBが中心で行っているのに比べて、こちらは時給1000円程度の、シルバ−人材センタ−会員の高齢者が行っているだけ「まし」である。
ところが、このシルバ−人材センタ−会員の問題点は、会員たる高齢者の意識にある。たかだか1000円の時給であっても、過去にはそれぞれの分野で輝かしい働きをされた方々がいるのだ。すると、ついつい過去の栄光に浸って、現在の立場を忘れ「勘違い」の対応をしてしまう会員さんもなかにはいるのだ。この点は、勘違いの大田区OBのアプリコ館長と類似している。
本日、消費生活センタ−で、ある社会教育団体の新年会があった。私もメンバ−として参加した。区からの借用時間は、13時から16時30分である。会が盛り上がって、終了は16時20分を回った。
女性高齢者を中心のメンバ−は大急ぎで片付けにはいった。勿論、私もお手伝いをした。すると、シルバ−人材センタ−のIDカ−ドをぶら下げたKさんというオヤジが突然「早く出て行け!時間を過ぎている。」と怒り出したのだ。
おっしゃるとおりだ。しかし、その言い方はないだろう。大田区から委託を受けている立場としては「時間がすぎています。お急ぎください」ぐらいの丁寧語があってもよいはずだ。
最初は我慢していたが、あまりの無礼さに「ふざけるな」と名刺を出すと、彼はどこかへ消えてしまった。すべて片付けた後、管理室の責任者を訪ねた。時間は16時45分。
失礼な態度だ、と抗議する私に、シルバ−人材の会員である「管理者」は、管理側の事情を説明する。それによれば、次の使用者のために清掃業者が入るため、急がせた、というのだ、
予約台帳によれば、次の利用開始時間の17時半からの予約は「ない」!予約のあるなしはどうでもいい話だ。時間ギリギリまで使ったこちらの非はもちろんだ。が、公の施設の管理者が「出て行け」はないだろう。民間人が公権力を委託された場合の勘違いの好例である。
Kさんと話をさせろ、と管理者に依頼すると「時間なので帰った」そうだ。きっと、17時までの時間給を頂きながら、「殴りこみ」があったので「早退」されたのだろう。嗚呼、エセお役人!!!!
言葉は言霊!気をつけましょうね! →お前にだけ言われたくない(お役人のカゲの声)
ちなみに、財団法人大田区シルバ−人材センタ−事務局長の大田区OB、60歳を過ぎても年収400万を超える。そして、その団体に登録している元民間企業勤務者OBのメンバ−は、時給1000円。せいぜい、高くても月給15万円、年収180万円。嗚呼、公民格差!!!!公務員様!!!!非常識な接遇の民間OB、非常識な年収の大田区OB、どっちもどっち。それを黙認する納税者、黙認する議員を選ぶ有権者、どれも同罪である。
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