いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年01月04日(日) なんとも不思議な新年会

 今日は、なんとも不思議な新年会に出かけた。場所は、私が中学2年、3年と2年間だけ過ごした、亡き母の再婚先のお宅である。私の両親は3歳ごろに離婚し、私は父と暮らし、父の違う姉は母と再婚先の義父と暮らした。

 再婚先では、母は弟を産み、私は10歳の時に父を亡くした。父の死後伯父宅で暮らしていたのだが、中学1年生の終わりに、母の再婚相手の義父と養子縁組をして、この家に住んでいた。

 ただ、どうも居心地が悪く、中学卒業と同時に「航空自衛隊生徒」として家を出て以来、この家に住んだことはない。家を捨てた私を母は相当に怒っていたようで、亡くなる直前まで「葬式にも来るな!」と言っていた。

 さて、母がなくなって3年。義父宅に出入りしていた姉から、この義父が再婚することになったので「顔見せ」をするから来ないか、との誘いがあった。今更とは思ったが、縁あって一度は「父子」の関係だった方の祝い事、参加することにしたのだ。

 参加者は、義父、義父の再婚相手の女性、父の違う姉、義父の長男である弟、弟の娘、そして私である。明るい人柄がよくわかる再婚相手の女性を前に、無口だ、と思っていた義父と会話が弾んだ。

 思えば、この人か(義父)と、こんんなに話したことはなかった。そして、3人の異父兄弟が新年の祝いを共にしたことはなかった。なんとも、不思議な、そして同じ家なのに、住む人によって、こんなにも「雰囲気」が変わるものなのか、と思いながらこの家を後にした。

 お幸せに!


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